025 Merry Christmas!!!
🏃第3回クロスカントリーからのトライアスロン
12月に入ったら、第3回目のクロスカントリー大会です!
019 大感動のクロスカントリー大会 - Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」でもお伝えしましたが、クロスカントリーに向けて、アイメリーク小の子ども達は週3で練習してきました。
大会会場まで向かうバス。クリスマス前なので、皆でクリスマスソングを歌いながらノリノリ🎵です。あれ、バス車内に見慣れないものが…!
よーい、ドン!!!クロスカントリー少年Antoninoも最初から攻めの走りをしています👏
全部で3kmのアップダウンありのコース。
みんな、がんばれ~~!!
コラコラ、歩かない。
コラコラ、脱がない。
クロスカントリーに向けての2か月ほどの練習の集大成となる大会でした。暑い中、みんなよく頑張った!!年明けにプチ表彰式を学校で行いたいと思います☺
クロスカントリー大会の後、アイメリークに帰らずに私がこっそり向かったのは…
コロールの美しいビーチ!ここでバカンス🏝
…ではなく、
人生初トライアスロンに挑戦してきました!!クロスカントリーで頑張る子ども達を見ていたら、私も頑張らないわけにはいかない…🔥と闘志が燃えてきて、申し込み。それで、コロールまでスクールバスで自転車を持ってきてもらっていたのでした。
私はオレンジ帽子をかぶっています。(自分でも見つけられない…😅)
まずは400mのスイムを終えて…。(スイムが一番苦手なので、すでにこの時ヘトヘト。海では波に流されまくる…)
10kmのバイクも終了!バイクが一番ラクだったかもしれない!いつもの通勤のたまものか?!
2.5kmのランもなんとか完走!(勝手にJAPANを背負う。笑)
きつかったけど、完走できて達成感!!!
部門内でなんと2位。銀メダルも貰えてラッキーでした☺ここまで距離が短くて参加しやすいトライアスロンはなかなかないので、貴重な経験になりました。来年は長い距離の部門に参加してみたいものです🔥
💻日本の小学生と交流授業
縁あって、日本の宮城県の小学校と交流授業をもたせていただけることになりました。向こうは小学校6年生の英語の授業の一環で。こちらは、元気な5年生が参加することになりました。
「パラオについて」の発表パワーポイントをつくり、職員室で練習…!「ゆっくりはっきり英語を言ってね」と何度もお願いしました。
そして、いざ交流授業!!!日本の小学生たちが、日本の紹介やクイズをしてくれて、とても盛り上がりました。特に盛り上がったのは、アニメやゲームの話題とヤキューの話が出てきたとき。地面が揺れているのではないか…?!というレベルの大絶叫で子ども達が喜んでいました。
「雪が見てみたいなぁ」「スキーしてみたいなぁ」と、宮城県の生活に興味津々になっていた子ども達。時差が0時間でWi-fi環境が整っていたから、交流授業も全く困ることなくスムーズに行えました。次回は年明けにまた交流授業をもちたいと思っています!日本からの交流授業のお誘い、お待ちしています!
🏫2学期しめくくり
①PCで行う全国一斉学力テスト。テストの実施が2学期最終週に突然依頼されるという…現場はプチパニック状態でした😅
②11月に大会が行われる!と聞いて練習してきたバスケ。結局トーナメント大会は年明けみたいです😅
③退勤時の夕日が本当にきれい。毎日心が洗われます。
④低学年(Kinder~2年生)の体育ではいつも帽子をかぶっています。鬼ごっこで大盛り上がりの子ども達。
⑤九九がなかなか覚えられない3年生へのプレゼントで九九ミニブックを作りました。家で特訓してきてくれた子もいて、嬉しい!
⑥昼休みに外で遊んでいたときに、突然見つけた傷ついた小鳥。
救出完了!「あ~、オレ達 Good studentだ~」と満足げな2人。
⑦いつも通っている通勤路に突如現れた謎のオレンジ矢印。
どうやら、ここに新しい電信柱を立てるみたい。なんともわかりやすい矢印…。ちなみに電信柱はパラオ語で「デンキバシラ」
翌日、見事に新しいデンキバシラが立っていました!!新築のお家ができるそうで、そのための電信みたいです。
⑧ホストキッズJordanと夕方釣りへ。絵になるシルエットです。
年末といっても、パラオではずっと半袖半ズボンにサンダル。普段とは違う不思議な感じです。もう2023年が終わるんだなぁ…と、なんだかしみじみ。
🎄クリスマスイベントに向けて
2学期の最後には、クリスマスイベントが首都マルキョクで行われることに。イベントで披露するダンスの猛練習が始まりました!!
1週間でひたすら詰め込み練習。そして、意外なことにダンスがあまり好きではない子ども達😅でも、彼らも、やるときはやります🔥
発表日がやってきました!皆でおそろいのクリスマスTシャツを着て、首都マルキョクへ!!
クリスマスムードばっちり🎄キリスト教徒が大半を占める国なので、クリスマスに向けての盛り上がりは日本以上のものです✨
パラオの伝統建築「バイ」と、現代文化イルミネーションがコラボして、なんだかきれい…✨
他校の発表を聞きながら、自分たちの出番を待ちます。
アイメリーク小の子ども達の出番…の前に、なんとスペシャルゲストが!
サンタクロース!🎅 プレゼントを全子ども達に配ってくれました。
そして、いよいよダンス&歌の発表がスタート!!はじめは4人の子ども達がステージ上にいましたが…
途中から手招きで仲間たちを呼び寄せます。コミカルな演技で、場内大爆笑!(この演出、発表当日に突然決定。臨機応変とはまさにこのこと!笑)
歌って、踊って…。あっという間の発表でした。ステージ上では緊張気味の彼ら。いつもとは違った表情が見えて、なんだかお得な気持ちになりました☺
夕方6時から始まったイベントも、終わったのは8時過ぎ…!国会議事堂のイルミネーションを見ながら、大急ぎでスクールバスでアイメリークに帰りました。私が家についたのは9時半頃。最後の子どもが家に着いたのは10時を超えていたのではないか…?!という時間帯のイベントでした。
✋2学期修了
12月15日、2学期の修了日でした。1学期のときもそうでしたが、修了式が行われることも、通知表が渡されることもなく、一日のんび~りと過ごします。特に雨が降っていたため、外で遊ぶこともできず、ひたすら教室でお菓子をボリボリ食べながら映画鑑賞…🎥
クリスマススペシャルランチ🎄をいただきます!!ランチのために、地域の方々や保護者達が何人も集まって調理を手伝ってくださっていました。
ランチを食べた後は、集会。この日で定年退職される先生のお別れ会が開かれました。
20年以上もアイメリーク小の特別支援教室で勤務してこられた大ベテランの先生です。
先生からお話をいただく際には、感極まるシーンも…😢そのたびに子ども達がハートマーク💛を作って、先生を応援していました。
先生からのお話が終わったら、ダンス!!昨日の首都でのクリスマスイベントでは高学年のみのダンス発表だったので、今回は低学年の発表から!
1~2日しか練習していないとは思えない完成度の高さ!
みんな、ノリノリで踊り切りました💃
ダンス発表の後は、即興ダンスパーティ💃
ダンスパートナーを誘い合って、踊ります💃初めて聞いた曲でもノリノリで踊れちゃうのが、パラオ人のすごいところ!!私も踊りましたが、ロボットダンスに…😅
ダンスの後は、退職される先生がサンタ🎅となって、みんなにお菓子のプレゼント!
Merry Christmas🎅2024年、また会えるのを楽しみにしているぞ!
🎅ついに、サンタになる
クリスマス前は、街中どこもクリスマスムード一色!デパートにはいろいろな種類のツリーが🎄
タピオカジュース屋さんにもクリスマス装飾🎄
クリスマスとは関係ないけれど、私の大好きな言葉がタピオカジュースのふたに!「Where there is a will there is a way.(志あるところに道あり)」
12月クリスマス直前の土日は、クリスマスパレードが行われました。
空港からコロール市内をトラックで練り歩きながら、アメなどのお菓子をトラックからばらまく…というものすごいイベントです。
トラックにはスピーカーを乗せて、爆音でクリスマスソングを鳴らしながら町中を練り歩きます。
JICAもトラックを一台用意し、そこに乗って私もサンタになることができました🎅
「日本らしく」とのことで、ハッピ姿にサンタ帽🎅 爆音で流すのはクリスマスソング…ではなく、日本の歌🎵
沿道で待っている子ども達も、必死にお菓子をかき集めます!大量のお菓子をもらえるので、ビニール袋を用意していたり、バケツを用意していたり…。
傘をさかさまにしてお菓子をゲットする、賢い方法も発見!!
大量のお菓子をもらえて、嬉しそうな子ども達。まるでプロ野球の凱旋パレードではないかと思ってしまうくらい、どこに行っても「Merry Christmas!!」と言いながら盛り上がってくれる沿道の様子でした。初サンタ、楽しかった!🎅
夜は、アイメリーク小の教職員とそのファミリーで集まってクリスマスパーティ🎄
専用のミュージシャンが来てくれ、音楽で盛り上げてくれます。
プレゼント獲得ゲームも!!
会が盛り上がってくると、私にも「歌え!」とマイクが回って来ました。この日のために用意してきたのは…千昌夫の「北国の春」🎵(えっ、知らない…と思った若者は、YouTubeで調べてみましょう。私もパラオに来るまで知りませんでした。笑)
パラオでは日本の演歌が今もなお人気ですが、特に「北国の春」は歌詞のはじめの「シラカバ」という愛称で、親しまれている曲です。
♪「あのふるさとへ かえろかな~ かえろかな~」
最後のフレーズは、パラオ人も日本語を歌いながら大合唱!!!
そして、パラオのパーティでは、いい歌やダンスが聞こえてくると、皆も一緒に踊り出します。ただ踊るだけでなく、なんと1ドル札💰をもちながら踊るという文化💃
歌の最後には、大量の1ドル札をいただきました☺初めてパーティで歌わせてもらい緊張でしたが…おこづかいも稼げてラッキーです!笑
パーティは深夜まで続き、皆で大盛り上がりでした✨楽しかった!!
🏠刺激たっぷり ホームステイ生活
アイメリークのいつもの丘から見る、夕日。
パラオでは、なんと花札が人気です!!
この夜はMomと夜遅くまで花札をして楽しみました。「アオタン」(青短)・「イノシカチョー」(猪鹿蝶)・「ゴコウ」(五光)など。花札の”役”はよくわからなかったのですが、Momにじっくりと教えてもらいました。日本ではちょっと古い役もパラオでは今も使われているようです。
この日は、家の庭で木登り!ハシゴを使って、木のてっぺんまで来られました。ん~、いい眺め!!
🏊アイメリークの海を楽しむ
とある日、ホストブラザーのNgatが子どもたちと海に行く…と言うので、私も連れて行ってもらいました。
よく来る小さな港Dockから、ボートに乗って、出発!
小さなプライベートビーチ?!にたどり着きました。海が青く澄み渡ってきれい…😢
誰もいない小さな小さなプライベートビーチです。アイメリークの人しか知らないんだそう。
ホストキッズSisangと泳いで思いっきり遊ぶ!!!
普段は素潜り(Spearfishing)で使うボートだそう。海の男Ngat、さまになります!
広い海に小さなボートがぽつん。
帰路に見た夕日が、また最高!!10歳の少年Jordan、将来はパパのように素潜りができるようになりたいんだそう☺
ボートから見た夕日。言葉にできません。
船着き場から家までは歩いてのんびりと。楽しい一日を、ありがとう。
ホストファミリーにあたたかく迎え入れていただき、日々刺激的で有意義な毎日を過ごさせてもらった2023年でした。出会いに感謝です。
024 日本から来た友人をアイメリークにご招待
🏫2学期そろそろ終了
10日前に実は2学期は終了したので、時差が生まれてしまいましたが…😅2学期最終版の様子をお伝えします。
1・2年生の算数の様子。2学期終了目前にして、ついに2けたのたし算・ひき算のくり上がり・くり下がりのどちらもが一応できるようになりました。あとは練習あるのみ…!
一の位のひき算「12-6」が思い出せない彼も、隣にさくらんぼ計算を書いて、自力で計算ができるようになりました。
十の位のひき算「8-7」は指を使って計算。こちらも自力で解けるようになりました。最初は「こんなに単純な計算も指を使わないとできないとはしんどいな…」と感じていましたが、彼らには彼らのペースがあるので、今はのんびり見守るようになりました。自力で解けただけ、スゴイ!褒めて褒めて伸ばす!
「私も丸つけして~~」と張り合うクラスメイト。褒めて褒めて伸ばす!みんなで算数楽しめ~~。
こちらは3年生の算数の授業。
ひたすら九九の練習…ではおもしろくないので、一人ずつ先生役になって棒で問題を指しながら、暗唱していました。
「あっ、読み間違えちゃった」「センセイ、しっかりしてよー」そんなやり取りで笑顔があふれる…算数は楽しんだもの勝ちです。
昼休みは、いつも高学年(5~8年生)と一緒にサッカーをしています。すべるから…という理由で、ほとんどの子どもがはだし。
女の子も男子に負けてない!たくましいパラオガールです👧
こちらは、5年生の英語の授業。何やらパソコンを開いて作業をしているな?と思ったら…
英語で「Haiku」を作るという学習をしていました。英語でつくるHaikuのルールの定義は様々あるようですが、この授業では、①3文で構成する②最初の文と最後の文は5音節、2つ目の文は7音節 というルールでHaikuをつくっていました。
我らが松尾芭蕉の作品を参考にしてHaiku作りをしている子どももいました。なんだかうれしい!!
こちらは、放課後のおまけショット。職員室で先生方に「チョコバナナ食べる?」と言われたので、「食べる!」と答えたら、これをもらいました。これがパラオスタイルらしい…😅
🗾日本から来た友人をアイメリークにご招待
12月のはじめに、日本から同期隊員の友人がパラオに来てくれました。せっかくだから、パラオの田舎にある小さな学校で先生体験をしてほしい!とお願いしたところ、快くアイメリーク小に来てくれました。
昼ごはんの時間帯から来てくれたこともあり、まずは先生方からお昼ごはんのおもてなし!
パラオ版サシミに魚のスープ。
タロイモとタピオカ。
昼ごはんの用意のために、朝早くから動いてくれていた先生がいたり…。アイメリーク小の同僚の先生方のおもてなしが温かかくて嬉しくなりました。
午後は、ヤキューの授業!
前回はキャッチボールとバッティングだけでしたが、今回はティーボールのミニゲーム!まずは試合前の整列から。
打って、走って…。
守って、投げて…。
ときにはヘッドスライディング!「おれ、セーフだよね?!」
そして、ミニゲームの後は、エキシビション。友人(高校の野球部監督もするようなバリバリのベースボールプレイヤー)と小学生たちの一騎打ちです!緊迫した雰囲気の中、8年生のピッチャーが思いっきり投げます。守備はもちろん約20人全員で。テニスボールとは思えないほどの迫力ある球でした。結果は…引き分けかな☺
最後に記念写真。子どもたちにとって、とってもいい機会になりました。たった4日間のパラオ滞在だったのに、アイメリーク小に寄ってくれて感謝です!
🚘アルモノグイへ
日本から来た友人が盛り上げてくれたヤキュー特別授業の後。せっかくなのでアイメリーク州だけでなく、アイメリークのやや北にあるアルモノグイ州(Ngeremlengui)にも一緒に観光に行きました。
アイメリークからは車で30分ほどです。
アルモノグイにはゼロ戦(零式艦上戦闘機)の残骸が残されてあります。アルモノグイ州に入って、道路沿いにあるこの看板の右にある細道からゼロ戦が墜落したとされている場所へ向かいます。
途中、雨でぬかるんだ泥道も通りながら、ひたすら一本道を歩き続けます。
海に沈む夕日を眺めながら歩くこと、約50分。
大草原の中にポツリとゼロ戦の翼部分が見えてきました。
墜落の際に、真ん中で分断されてしまったのかもしれません。ただ、プロペラと垂直尾翼(後ろの翼)がきれいな形で残っていました。
機体の中央部分は粉々に壊れていました。
このゼロ戦に乗っていたパイロットは第261海軍航空隊所属 吉田久光上等飛行兵だったそうです。米軍からの攻撃を受け、アルモノグイ州のこの場所に不時着し炎上。吉田上等飛行兵は、19歳の若さで亡くなられました。
翼に残るたくさんの銃の跡。戦争のせいで、19歳の若者の尊い命が奪われてしまったことを忘れてはいけないと強く感じました。また、この場所はアルモノグイの皆さんが定期的に手入れをし、ゼロ戦が草に埋もれてしまわないようにしてくださっているそうです。日本から遠く離れた小さな島国で、今もゼロ戦のために清掃活動をしてくださっているのです。
ゼロ戦の後は、HODAI(砲台)に向かいました。
夜になってしまい、写真ではかなり見づらいですが、第二次世界大戦中の日本軍の大砲が4門そのまま残されていました。
パラオ本島の西海岸を守ろうとする強い意志が感じさせられる巨大な大砲でした。
あまりにも写真が暗く、うまく撮れなかったので、昼間に撮った写真を送ってもらいました。
大砲の大きさと迫力を感じさせられます。
明治36年に作られたと記されていました。第二次世界大戦に備えて設置された大砲…というよりは、1900年始めの日露戦争の時代に、作られたものであるようです。
野ざらしに置いてある大砲だけでなく、コンクリートの建物に隠されている大砲もありました。
建物内部から見た大砲です。第二次世界大戦中は結局使用されることはなかったそうですが、いまだに力強く残っている砲台からは、様々考えさせられました。
続いて、砲台に向かう道中にある防空壕を教えてもらいました。
ジャングルで生い茂った草の中に突然入口(穴)があり、教えてもらわないと気付かないくらい小さな入口でした。
中に入って数m歩くと、十数人は肩身を寄せ合えるくらいの広さの壕になっていました。
日本から来た友人のおかげで、アルモノグイ州の戦跡を訪れることができました。第二次世界大戦中、私が住んでいるパラオ本島(バベルダオブ島)では、米軍が上陸することはなかったものの、空襲によって大きな被害があったそうです。また、海上を包囲されてしまい、物資の入手が困難になったことで、餓死で亡くなられた方々も多かったそうです。日本人として、もっともっと勉強していかなければならないし、伝えていかなければならないと改めて思いました。
この友人とは、ペリリュー島にも一緒に行きました。「ペリリュー」は太平洋戦争の激戦地として有名な場所で、ペリリュー島・アンガウル島で激しい戦いが行われ、たくさんの方々が亡くなられました。ペリリューについてもまた後日のブログでお伝えしたいと思います。
023 Family Day
👪Family Day満喫
Thanksgiving Dayの後は、Family Dayという祝日でした。ホストファミリー達と昼食を楽しんだ後、同僚の先生がお家でやっていたホームパーティに招待してくれました。
「ホームパーティ」とは…😅テントにたくさんのベンチ。専用のDJも来ていました。規模のデカさにびっくりしつつも、エンジョイさせていただきます。
子ども達とお絵描きを楽しんだり。たくさん日本の国旗を書いてくれました。
私もお絵描き。パラオは漢字で「帛琉」なのに、ドヤ顔で漢字ミスしております…。
おいしいご馳走をいただき…。
Thankgiving Dayの目玉!大きなターキーもいただきました。パラオ、特にアイメリーク州では数少ない外国人の私ですが、アイメリークの皆さんにファミリーとして受け入れてもらえて本当にうれしい限りです。ターキーを食べた後は、ひたすら子ども達とバドミントンをして遊びました🏸最高の祝日。
別日の夜には、アイメリーク州の記念日をお祝いするキャンドルもやっていました。今年から始まった記念日らしい。アイメリークでは州の祝日や記念日がたくさんあります。
奥のコップには「UMETARO」梅太郎さんの名前が。前の州知事だったとか。
👣アイメリーク州大探検
Thanksgivingの前後は、なんと5連休。せっかくなのでアイメリーク州の中を歩き回ってみました。普段自転車で通いなれた道も、歩いているとなんだか違って見えてきます。
道端にボートが停めてあるのも、島国パラオならでは。
だだっ広い砂利道。デコボコ道なので、車も時速20kmくらいしか出せません。
分岐点にはちゃんと看板が。私のステイ先は発電所(POWER PLANT)の近くなので、道に迷いかけても、POWER PLANTを目指して進んでいくと、家にたどりつきます。
見渡す限りの緑。南国なので、草木が生えるのも超早い。毎日のように草刈り機の音があちこちから聞こえます。
歩くこと1時間…。アイメリークにある大きなバイ(集会所)に着きました。
その名も「Bai Rekeai」。パラオにあるバイの中でも、かなり大きいバイです。
三角屋根の一番上には、刺繡をした豊穣の女神が描かれています。
細かいところの装飾まで凝っています。
パラオの国鳥ビーブと○に+が描かれたお金のマーク。国会議事堂で見たものと同じです。
中を見るとこんな感じ。人が座るイスや小さな机のようなものも置いてあります。このバイは、昔は男性だけが入れる集会所でした。
逆側から見た三角屋根。デザインがちょっと違います。
装飾の細かさは同じ。全部手書きで1つとして同じ表情がないのも、またおもしろい。
高床式のバイなので、バイの下には空間が。
バイの周辺には、祭祀で使われたであろう巨大な石も残っていました。何度もバイの前を通ってきたものの、じっくり見たのは初めてでした。アイメリーク州のシンボルであるバイ、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
今日はたくさん歩くぞ!と気合を入れなおして、バイを通り越してさらに歩くこと30分。
廃棄物処分場に到着しました。パラオで唯一のゴミ埋立地だそう。
日本からの支援で完成したこの埋立地。2021年から使用が始まったばかりだそうです。
見渡す限り、たくさんのゴミが…。ちなみにパラオ語でゴミは「ゴミ」。ここも「ゴミステバ」と呼ばれています。
ゴミ埋立地の隣には、廃車の山…。
パラオは小国であるため、ゴミ焼却場をつくって維持することができません。そのため、ゴミはひたすら埋め立てるしかないんだそう。ここの埋立地もいつまでもつのか…。美しい島パラオが抱えるゴミ問題は、思っていた以上に深刻です。
そして、埋立地の横には、第二次世界大戦の遺物を表す記念碑がありました。
野ざらしに置かれ錆びついた兵器からは、終戦からの月日を感じさせられます。
「REMNANT OF WWⅡ」と書かれた記念碑の横には、日本が無償資金協力をして廃棄物処分場が建てられた記念のモニュメントも。
第二次世界大戦中に迷惑をかけたパラオに少しでも恩返しを…との思いで廃棄物処分場がつくられたのかなぁと感じました。私も、日本人としてパラオに何が貢献できるか…考えながらしっかり動いていこうと改めて決意。
帰り道も、1時間半かけて歩いて帰ります。最近パラオ国内で道路がどんどん整備されてきている中で、アイメリークは未舗装の道路が残っている数少ない州のうちの1つ。
「心臓破りの坂」と名付けた坂。毎日通勤中に必死になりながら自転車を押しています。(押して歩くのも大変…😅)
デコボコ道だらけのアイメリークは、タクシー運転手から嫌われることもありますが…
少し高台に上ると、いつもきれいな大海が見える最高の場所。
「TO KOROR」(コロール方面)ではなく、反対側の「POWERPLANT」(発電所)を目指して帰ります。
ようやく我が家に到着。無防備なネコよ、ただいま。
そして、この日はホストキッズのSisangと散歩。マングローブの近くをずぶずぶ歩いての散歩です。
キノコ発見!
キノコ発見(その2)
蛇も発見🐍
水中にいる姿ですが、なかなかデカイ…。
ご近所さんの畑にも行ってみました。最近できたばかりの小屋。パラオはいつも暑いので、畑には日差しをよけるための小屋が必ずセットでつくられています。
そして、生まれたばかりの子猫!!
最初は警戒心を抱いていた子猫でしたが、あっという間にSisangが手なずけました。さすが。
いい写真✨✨✨
ここの畑にも、日本統治時代の名残が残っていました。
ご近所さんいわく、何に使われていたものかはわからないそうです。パラオを歩いていると、よく見かける「日本の名残」の光景です。
そして、私の家がある村(ハムレット)に1つしかないストアに到着。
Sisangと走って転げまわって遊んだ後は…
虹を見て一息。あたたかい人たち、美しい自然、おいしい食べ物に囲まれて、のんびり過ごせた素敵な連休になりました。
022 Thanksgiving Day
🦃ターキー、ターキー、ターキー…
11月の第4木曜日はThanksgiving Day。日本では馴染みがありませんが、アメリカやカナダなどでは有名で、「収穫」をお祝いし感謝を捧げるための日としてThanksgiving Dayが始まったそうです。私も今までほとんど知りませんでしたが、なんとThanksgiving Dayにはターキー(七面鳥)を食べるという文化が!
そのため、Thanksgiving Dayの少し前から、学校中にターキーの装飾があふれていました。
こちらも、ターキー。
そして、いよいよThanksgiving Day当日。この日は授業は全く行わず、色々なアクティビティを楽しみました。
はじめにThanksgiving Dayの歌を歌った後、幼稚園児~2年生、3・4年生、5・8年生、6・7年生のチームに分かれてターキー作りが始まりました。
ターキー作りのルール:ペイントとのり以外は、自然の物を必ず使うこと。
こちらのクラスでは、巨大な葉っぱに色塗り。
子ども達が葉っぱに色塗りをしている間、先生達がターキーの身体の部分を作ってくれていました。足元の竹を切って自立できるようにしたり、トサカの部分は少し透ける葉っぱを拾ってきたり、目のところは貝殻で作ったり…と、工夫が光ります。
自然のものだけで、こんなに立派なターキーが!!!子ども達…というよりも、先生方の作品です。笑
完成したターキーを食堂に持って行って、お披露目。力作たちが並びます。
基本的にボディはどのグループもココナッツ🥥を使っているようです。さすがパラオ!自然のものだけで、こんなターキーが作れるのかー!感心してしまいました。どのグループも、子どもというより先生が全力で作っていた…というのはここだけの秘密🤫後日、投票をしてNO.1ターキーを決めるんだとか。
🏃全校生徒で思いっきり遊ぶ!
ターキー作りが終わったら、全校生徒でグラウンドへ。皆で楽しく遊べる遊びを1時間半やってほしいと先生方に頼まれました。Thanksgiving Dayの朝、7・8年生とグラウンドの準備をしてから、本番に臨みます。
黄・青・赤・緑の4つのチームに分けて、チーム対抗戦で色んな遊びを楽しみました。
まずは、一列になってボール送りとフラフープ送り。どのチームも最上級生がリーダーシップを張って頑張っていました。もっともっと8年生がリーダーとして頼もしくなってから卒業してもらう…というのが私の中のプチ目標。
そして、次はしっぽ取り。普通に走り回ってのしっぽ取りを楽しんだ後は、他の先生の提案で一列になって後ろの一人だけがしっぽを付け、それの争奪戦が始まりました。
なかなか白熱の勝負…。「ズルされた!」「手が離れていた!!」と主張の声が出まくるほどの大接戦でした。笑
しっぽ取りの後は、全員でリレー。(写真撮り忘れた)
そのリレーの整列の前に事件が…。「並んで!」「静かに!」「ルールを聞いて!」と何度声掛けをしても、子ども達がなかなか静かになりません。さらに、お昼の時間が刻々とせまっています。暑いのはわかるけれど…疲れたのもわかるけれど…。ついに、私がアイメリークに来てから初めての激怒⚡
「リレーをしたいのは私なのか?!あなた達でしょう!」「いつまでもリレーを始められないよ!」「ちゃんと聞きなさい!」
初めて怒ったので、さすがに子ども達もびっくりしてちゃんと聞いていました。しかも、見学していた先生方からはなぜか拍手喝采が👏(拍手じゃなくて、静かにさせるの手伝ってほしかったけどなぁ…😅)
アイメリーク小の子ども達は本当に素直で元気で、まわりを見れずに「集団」を大切にできないことがあります。日本では「集団」を大切にすることがマナーとして当たり前で、どちらかというと、自分の意見を持てなかったり言えなかったりする子どもの方が多い気がします。どっちの方がいいんだろう。どっちも大事だよなぁ。本当は怒りたくなんかなかったなぁ…と少し悶々とした時間を過ごしました。(子ども達はしっかり切り替えており、怒られて落ち込んでいる人なんて誰もいなかったけれど…😅)
まぁ、終わったことは気にしない!おいしいThanksgiving Day特製ランチをいただきます!!!
実は、来年の春頃に、アイメリーク小ではしばらく開催されていない「運動会」を開催しようと計画しています。その時までには、最上級生の8年生がリーダーとして皆を引っ張り、先生が怒らなくても済むような行事を最上級生の手で完成させる…新たな目標ができました🔥
🛍ゴミ拾い
お昼ごはんの後は、全員でゴミ拾いです!低学年は学校の近場で、高学年はアイメリーク州の玄関にあたる場所までバスで移動し、みんなでゴミ拾い!
なんと、ここから学校まで約5km、歩きながらゴミ拾いをするらしい!炎天下の中、すごい!!
さぁ、たくさんゴミを拾うぞ~~~!と、最初はやる気満々でしたが…
酒瓶を見つけたから、ちょっとふざけちゃったり。
あー、疲れた~~~と日陰で休みだす。
そして、ゴミ拾いに飽きちゃって名前を刻み始める。
「DEREK」に「Blake」。
彼はAichi。もうノリノリです。笑
気を取り直して、ちゃんとゴミ拾いするか~~~。
しかし、お昼直後の灼熱の屋外…。暑い暑い暑い。
結局、途中で並走していたバスに乗って、学校まで帰ることに😅一昔前までは、歩き&走りでちゃんと学校まで帰って来ていたそうです。
学校に戻ったら、ご褒美のアイス!!!
ちゃんと一列に並んで小さい子どもから順番にアイスを受け取ります。暑い中ゴミ拾い頑張ったね。
スクールバスが来るまでの時間は、自由時間。「見て見て~~!!!」ものすごいブランコの乗り方。さすがです👏
私にとって初めてのThanksgiving Day。「あなたは誰に感謝しているの?」と聞かれ、今まさにお世話になっているアイメリーク小の子ども達や先生、ホストファミリー達、JICAの仲間たち。そして、日本にいる家族や親戚、友達、今まで関わってきた学校の子ども達や先生方、色んな方達を思い返しました。すべての人たちに感謝。そして、今日も元気でパラオにいられること、この美しい夕日にも感謝だなぁと改めて思えた一日になりました。
021 ヤキュー特別授業
📏長さの授業
アイメリーク小では、毎日算数の授業がありますが、水曜日だけは拡大算数授業、つまり普段の2倍の90分の間算数を勉強します。そのため、普段できないアクティビティやゲームをすることが多いのですが、最近は算数の授業では2けたのたし算・ひき算をひたすらやっているので、水曜日の拡大算数授業では気分転換もかねて、計算ではない算数に取り組むようになりました。
この日は、長さの学習!メジャーや定規を使って、教室内にあるものの長さを測りまくります!
パラオで使う長さの単位は、インチ・フィート・ヤード。
1インチ=2.54cm
1フィート=30.48cm=12インチ
1ヤード=0.9144m=3フィート
という関係があります。(日本人にとってはかなり馴染みがなくて覚えづらい…。私は、1フィートがだいたい30cmと覚えました。)
消毒スプレーの高さはどれくらいかな…。
測ったものをイラストつきでまとめてみました。どんなものを測ったのかな?
おっ、さっきの消毒スプレーは8インチだったのね。
一番盛り上がったのは、やっぱり自分の身長を測ったとき!この子は44インチでした。身体を動かしながら算数ができるのって、楽しい!
⚾ヤキュー特別授業
協力隊の同期隊員に職種「野球」の隊員がいます。普段は都市コロールで活動をしていますが、今回はコーチとしてアイメリーク小にご招待しました!
パラオで大人気のヤキュー。子ども達からあっという間に質問攻めにあっていました。
午前中は体育の授業はないので、学校見学をしてもらいました。私の算数の授業も写真に撮ってもらいました。
普段こんな顔で授業してるんだなぁ~。1・2年生の授業です。
1・2年生のクラスで大人気の「復習筆算」。授業の最初に、ホワイトボードに書かれた筆算の問題に取り組みます。ホワイトボードに書けるというだけで、みんな毎回大喜び☺
私が毎日参加している6年生とのパラオ語の授業にもちゃんと参加してもらいました。「ここはこうでー…」「ちがうちがう」なかなか厳しく教えているクラスメイト達。
そして、午後!いよいよ、ヤキューの授業です!(野球はパラオ語でもヤキュー。)…と思いきや、なんとあいにくの天気…☔
残念ではありますが、教室内で特別授業開始。はじめは、いつもの準備体操をやりました。最上級生のリーダーが円の中に入り、見本を見せながらやってくれました。普段はダラダラやっている体操も、今日はちゃんとやります。笑
準備体操の後は、動きづくり。コーチの真似をしながら、いろいろな動きをしていきます。
せまい教室の中に5~8年生の約25人!ギュウギュウの中、動きづくりのアップを続けます。
室内トレーニングも楽しいけれど、雨やんでくれないかな~?!と思っていたら…
なんと雨がやむという奇跡!!!!
グラウンドに出ることができました。芝生がびしょ濡れなので、ほとんどの子ども達がはだしで参加。はじめにボールを真上に投げ上げるアップを行って大盛り上がり。
次はキャッチボール。短い距離、長い距離、高い球、ゴロ…など、色々な球を投げ合ってキャッチの練習です。
キャッチボールが気づいたら、片方が座ってキャッチャー役・もう片方はピッチャー役に!!「これストライク?ボール?!」と大盛り上がりで投げまくっていました。
なかなかいい投げっぷり!!先日教育省からいただいたばかりのグローブ達がさっそく役に立ちました。
お次はティーボール。初めて見る道具にドキドキの子ども達。
最初はへっぴり腰でしたが…
コーチのアドバイスのおかげで、なかなか様になって来ました!
後ろから見ると、まるで大リーガーのような打ちっぷり!!
大盛り上がりで子ども達がヤキューを楽しむことができました。同期野球隊員に感謝です!また、最初は少し緊張気味の子ども達でしたが、あっという間に打ち解けて男女問わず、みんなでヤキューを楽しむことができました。アイメリーク小の子ども達のフレンドリーさも改めてわかった素敵な一日になりました☺また、特別授業をどんどん開いていきたいと思います!
✈街中に・・・
先日、都市コロールの野球場の近くに「あるもの」があると聞き、行ってみました。野球場のライトのあたりを進んでいくと…
なんと、街中に戦車が残されていました。「特二式内火艇」という名前の戦車だそうです。
パラオに来て最初の10日間滞在していたホテルのすぐ近くに、こんなものがあったとは…。第二次世界大戦の名残が街中のこんなところにも残っていたなんて。雨ざらしで放置されていて自由に見学ができる特二式内火艇は、世界でも珍しいそうです。
80年ほど前からパラオに残り続けている戦車と、その年月を感じさせるかのような青々とした植物。生と死、平和と戦争について考えさせられました。
続いて、同じくコロール内にあるゼロ戦(零式艦上戦闘機)の翼を見に来ました。
家の前の両脇に、まるで門にしているかのようにゼロ戦の翼が刺さっていました。どうやら、戦後ゼロ戦の翼を発見したパラオの人々が、記念として家に持って帰り、オブジェのように刺しているようです。
この翼は、一体どんな戦いを見てきたんだろう…。これからも、日本が戦時中に残してきた傷跡や戦争遺産について、しっかり見て学んでいきたいと思います。
🏠刺激たっぷりホームステイ生活
ご近所さんで採れたトマト!いろんな野菜を育てていますが、お店以外でトマトを見たのは初めて!感動の1ショットです。
この日は、超巨大なカボチャをいただきました。巨大すぎて、全然切れなくて困っていたら、Momが「こうするのよ!」と包丁を逆さまにしながらテーブルにガンガン打ちつけ、無事に切ってくれました。テーブルにしっかり切り傷がついていたけれど…😅
あー眠いにゃあ。日に日に警戒心をなくしていくネコたち。癒しの存在です。
020 ココナッツ料理を作って持ってくるべし!
📒考古学者による特別授業
とある平日の午後、考古学者を招いての特別授業が行われました。講師の先生はアメリカ出身だけれど、パラオに30年以上も住んで研究を続けておられる方。4~8年生の子ども達と一緒に、私も授業を受けさせてもらいました。
パラオでよく見られるケズと呼ばれる丘。アイメリークにもいくつかありますが、ケズとは日本の古墳のように土砂を積み上げたものではなく、自然の山を段々状に加工してできたものなんだそう。しかも、数百年レベルではなく、先史時代(うん千年も昔)から作られているというから驚きです!
しかも、さらにさらに驚いたのは、私がよく行くこのテラス。
よくホストキッズSisangと散歩に来たり、学校帰りにここに寄って夕日を眺めたりしている、私にとって癒しスポットのうちの1つ。
ここでなんと2021年に人骨が発見されたのだとか!!!しかも、その人骨は2000年以上も前のものとされていて、まだまだ謎が多いのだそう…。知らなかった…。
こちらは本島最北部のガラロン州。今の景色からはよくわからないけれど、地層を見ると大小いろいろなケズがあった…つまり、パラオの中心地だったのではないか?!と研究されていたり。
畑に囲まれた伝統的なパラオ家庭の古い写真を見たり…。とっても勉強になる2時間でした。
さらに、翌週には人類学者の方がいらっしゃって特別授業。
ケズなどのパラオの伝統的な建築物はなんのためにできたのか?誰が作ったのか?どれくらい作るのに時間がかかったのか?…と、皆思いつく限りの疑問点をシェアし合いました。
生徒数約50人くらいの小さな小学校だからこそ、講師の先生を招いて特別授業をやるやすいというメリットがあるなぁと改めて感じました。子どもにとって色んな経験ができたり、色んな大人の話を聞くことができるのって、素晴らしい機会✨
ちなみに、こちらは番外編。雨の日の低学年体育。とりあえず踊る。YouTubeに感謝。
こちらは先日もらった来年のカレンダー。よく見ると…
時期によって漁の可否が書かれているFISHING RULESを発見。こんなルールがあったのか…。FISHING RULESの下には、EXPORT RULES(輸出してもいい魚・だめな魚)が書かれています。こうしてパラオの海は守られているんだなぁ…。
🥥リヤムルを探せ!!!
いつも通り大量に採れたバナナをケーキにするため、皮むきを手伝っていたそんなある日、ホストマザーMomがポツリと一言。
「リヤムルを採りに行こう!!」
ということで、リヤムルを採りに行くことになりました。リヤムルとは…英語でfootball fruitと呼ばれる、その名の通りサッカーボール並みにデカイ実のこと。日本語訳が見つけられないので、日本語では「フットボールフルーツ」と呼べばよさそうです。
リヤムルを求めて、マングローブへ…。水位の低い干潮時だけ、採りに行くことができます。
「さぁ、行くよー!」ずぶずぶと、泥の中を歩いていくMom…。力強い。
足元があっという間に浸かってしまうほどの、スゴイ泥です。同僚の先生からいただいたアクアシューズ(パラオ語ではタビ)が役に立ちました。
泥沼が終わったと思ったら、今度はジャングルの中へずんずん…!!!
リヤムル発見!!!!!
超見づらいですが、この高い木の上にリヤムルの実がなっていて、熟すと下にポトッと落ちてくるんだそう。
おお、大量のリヤムル!!!虫や鳥にやられてしまう前に、採集!!
そして、さらに歩みを進めると、ダムがありました。アイメリーク唯一のダム。
このダムのおかげでアイメリークではあまり水不足にならないんだそうです。
「せっかく来たから掃除していこう」のMomの一声で、葉っぱの掃除を少ししてから道を引き戻しました。掃除の当番が決められているわけではないけれど、住民がたまに行ってたまに掃除する…それで今までずっとダムが維持されてきたのだそうです。
全9個の大量のリヤムルをバッグに入れて、帰途に…。これが、なかなか超重い。
なんとか、全9個のリヤムルを無事に運べました。バッグをかついで泥道を30分は歩いたでしょうか…。翌日、肩がバッキバキに筋肉痛。
私の手と比べても、そのサイズの大きさがわかります!!!
帰宅後はMomがリヤムルの皮をむき、種をとって、ひたすら煮てくれました…。煮続けること、約3時間。マルゴゥの完成です!(リヤムルは熱するとマルゴゥという名前の食べ物に変わる。)
マルゴゥだけ食べてもおいしいのですが、リヤムルはMomいわく、「最もアリが好む果物」らしく、砂糖を加えなくても、超甘い。ということで、ミルクと一緒にいただきました。味はジャムのような感じ。おいしかった~~~。採れる時期が限られていること・採集と調理にかなりの手間がかかることから、リヤムルはパラオでは高級果物なんだそうです!!
🍳ココナッツ料理を作って持ってくるべし!
とある日、パラオ語の授業で「ココナッツ料理を作って持ってくるべし!」という宿題が出ました。先週はココナッツの葉っぱで編み物を楽しみましたが、今度は「食」!どの家庭にもココナッツがあるアイメリーク州だからこそ、出される宿題です。
家の庭でココナッツを探していると…ホストブラザーNgatが手伝ってくれました。この長い棒でクイクイッとうまくココナッツを落とします。
大量のココナッツをゲット!!!
ココナッツの皮むきは、高校生Leblonがやってくれました。
ココナッツを割ってジュースとしていただいてから、続いてココナッツの実を削ります。
削り器の上に座りながらココナッツを研ぐスタイル。
お次は、布に削ったココナッツをくるんで絞ります。
これぞ、「ココナッツミルク」!!
ココナッツミルクを、先日のマルゴゥに加えて、ココナッツを使ったデザートの完成!これを明日学校に持って行きます。
パラオ語の授業を6年生と共に受けている私に出た宿題だったのですが、ホストファミリーが総動員で手伝ってくれました。感謝。
🥄ココナッツお食事会
いよいよ、ココナッツお食事会当日。4~8年生の全生徒が宿題のココナッツ料理を持って登校。すごいサイズのバケツにココナッツジュースを入れて持ってきている5年生。フタをおさえるのに必死。だけど、かなり漏れてこぼれてます。笑
皆、何かしらを持って登校!どんな食事会になるか、わくわくです!
とある先生は、5年生の息子のココナッツ料理を作る時間がなかったとのことで、職員室で作っていました。えっ、授業は…?!😅
さて、いよいよお食事会開始!
ココナッツ料理を食べる前に、まずは料理の作り方の説明を皆の前で発表します。
そして、写真からもわかる通り、すごい保護者の数!!家族総動員でココナッツ料理を持ってきて参加。
ココナッツとは関係ないけれど、アイメリーク小に来たばかりのときにあげた漢字の名札「舞蘭尊」(ブランソン)を大事にファイルにとってくれていて、ちょっぴり嬉しくなりました☺
さて、いよいよ食事開始!!
すごい量のココナッツ料理に圧倒されます!
主食っぽいものやら、デザートっぽいものやら、さまざま…。ココナッツがこんな形になるのね?!と思わされる料理もありました。
こちらは、シンプルなココナッツの実!自然のココナッツの味を楽しめました。甘すぎずgood◎
こちらは、ココナッツのアメ。超~~~甘かった!キャラメルのようなねっとり感もありました。
こちらは、お米にココナッツの粉を混ぜたもの。お花の形のお米に、おにぎりを懐かしく思い出しました…。そういえば、パラオにはおにぎりがない。
こちらは飲み物ゾーン!今朝バスの中で見た少年のバケツが小さく見えるくらい、もっとデカいクーラーボックスやジャグ、やかんなどにぎっしり入っています。
こちらは、ココナッツにココナッツミルクを混ぜたもの。
ココナッツにココナッツミルクだけでなく練乳を混ぜたり、砂糖を混ぜたり、ココナッツの実を混ぜたりと、各家庭の工夫が光っていました✨
いくらでも飲める、ココナッツジュース!ココナッツは年中暑いパラオで貴重な「水資源」として、大切にされてきたものです。栄養たっぷりなので、「風邪ひいたー」とか「具合悪いー」とか言うと、まずココナッツを飲むよう言われます。笑
自分の欲しいココナッツ料理をどんどんよそいます!どれもおいしそうで悩むなぁ~~。
私は贅沢にも、ほぼ全部をお皿の上へ。どれもおいしかったけれど、特に一番右の黄色いやつ(カボチャとココナッツミルクを混ぜたおいしい食べ物🥰)が好きだったなぁ~。
みんな、楽しそう!
「これオレが作ったんだぜー!」という顔をしながら、違う人が作ったココナッツ料理を指さす少年。笑
ココナッツ料理をお腹いっぱい食べ終わった後は、今度は英語の授業。「ココナッツ料理の作り方を英語&イラストで説明する」という課題に取り組みます。
まずはココナッツをとって、皮をはいで…とイラストにしていきます。
この子はパラオ料理「アホ」の作り方を作成。「アホって料理?!そんなアホなー!」という感じですが、ちゃんと実在します。そして、おいしい。プルプルして甘くておいしいデザートです。
こちらの子はココナッツジュースの作り方を書いていました。イラスト上手!!ちなみに、パラオの子ども達にとって「はだいろ」は「ちゃいろ」なんだなぁと皆の絵を見ていて思いました。
「日本人ってなんで肌そんなに白いの?」と女の子から質問されたこともあります。日本人の中では私はかなり黒めの方なんですが…😅
私も描いてみました。隣の少年がつくった「Coconut Keam」というココナッツ&ナッツを組み合わせた料理の作り方です。
授業中はココナッツ料理だけじゃなくって、ついつい脱線…。あれ、それはNARUTOに出てくるカカシ先生ではないか!
ルフィ、チョッパー、ゾロ、悟空、カカシ、ジョジョ…。日本のアニメは世界のどこに行っても大人気だなぁと思わされます。日本が誇るべき文化ですね。
その日の給食では、高学年が作ったココナッツ料理を低学年も含めた全員でシェアしました。
「ココナッツ料理を作って持ってくるべし!」という宿題に、最初はどうなることやらと思いましたが、家族総動員でつくったココナッツ料理もいい思い出になったし、どの家庭も家族みんなで手伝ってできたココナッツ料理だったんだろうなぁと思うと、ちょっとジーンとしました。「家族の絆」、ここにあり。こうやってパラオの伝統文化が次世代に残っていくといいなぁと思いました。
019 大感動のクロスカントリー大会
🥥ココナッツの葉っぱ編み体験
先日のブログでもお伝えした通り、6年生のパラオ語の授業に毎日参加させてもらっています。パラオ語の物語や文法を学んだりスピーチ発表やライティングをするのはもちろん、パラオの伝統文化についても学ぶことができる授業です。
今回は、ココナッツの葉っぱを使ったボール作りに挑戦!
まずは、前日に「家にあるココナッツの葉っぱを切って持ってくる」という宿題が出ました。どの家も庭にココナッツが植わってるからこそ出るアイメリーク州ならではの宿題…!「なるべくきれいな葉っぱを…」とステイシスターLusiangが切り取ってくれました。
スクールバスを待っている隙間時間を使って、「こんな風に作るんだよ~」と様々な技を見せてくれました。ボールに飾り。Lusiang自体も小学生のときに学校や家庭で作り方を教わったそうです。
さて、授業でいざボール作りに挑戦!なんと、私以外のクラスメイト達はみんな宿題を持ってくるのを忘れており、授業の始めに先生からと~~~っても褒められました。パラオ語はまだまだ全然できないけれど、やる気だけは十分…笑
まずは葉っぱの筋をナイフで切り落とし…
4本の葉っぱを同じ長さに揃えて結んでから編み物スタート。
左をアップ、左をダウン、右をダウン、右をアップ…頭がこんがらがりながらも、なんとか編み込んでいきます。
ボール完成!
続いて、6本の葉っぱを使って、さらにレベルアップの作品を。
アップ、ダウン、ダウン、アップ、アップ、ダウン…。6本になった途端、難易度急上昇!!失敗作のボール?もまたかわいいもんです。
そして作成を続けること約20分…!
無事にボール完成!4本使ったときよりも、頑丈なボールができました!パラオ語の授業でこんなことも教えてもらえるとは…!パラオ語の授業、毎日楽しませてもらってます。
📚おもしろすぎるパラオ語
パラオ語を6年生と一緒に真剣に学び始めてから約1か月が経ちました。テストや発表も6年生と一緒にやるので、予習・復習必須。テストの前日には夜遅くまで勉強し、学生気分を思い出します😅
そんな中、「日本語からの外来語辞典」なる辞書を発見!
「戦車」「写真」「自動車」など…。戦前を思わせる単語たちがたくさんパラオ語として使われていることがわかります。
「帯」「のり」「親子丼」「お客さん」などなど…。なるほどねぇと思って見ていたら、なんだかおもしろい単語たちが。「飲んべえ」「おでぶ」「おじさん」…こんなものもパラオ語になってるの?!
ここからはおもしろパラオ語たちをご紹介したいと思います。
「情けない」…こんな日本語までパラオ語に!
「密航」…なるほどねぇ。昔は密航が多かったのかなぁと思っていたら、なんと意味は「警官が待ち構えて違反を取り締まること」。えっ、これが密航なのか!日本語的には「ネズミ捕り」ってやつ?😅
「あばよ」…えっ?
「手放し」…「自転車を乗るときに片方の手を放すこと」 デコボコ道だらけで自転車に乗っている人なんてほとんどいないのに…!笑
「あいこでしょ」…「じゃんけん」のこと。なんとパラオでは、「じゃんけんぽん」ではなく、毎回「あいこでしょ!」からじゃんけんが始まります。
「一色回転」…「速く話すこと」 こんな四文字熟語があるんだぁと思って調べてみたら、なんと日本語には存在しない言葉。なぜこの四文字熟語がパラオで使われているんだ…七不思議。
なんだかおもしろい日本語たちがパラオ語に入っていて、笑いながら辞書を読了してしまいました。パラオ語っておもしろい!太平洋に浮かぶ小さな島国で、こんなに日本語が使われているって改めて驚きです。パラオ語をマスターするという夢がますます大きくなりました🔥
🏃大感動のクロスカントリー大会
2学期に入り、クロスカントリー大会に向けての練習が始まりました。クロスカントリーとは、アップダウンのある道を走る長距離走のこと。パラオでは、年に2回(10~12月と5月)のシーズンで、何度かクロスカントリーの記録会があります。
校長先生がやる気満々で「クロスカントリーの練習を週3やるぞ!」と意気込んでくださり、練習を始めてみたものの、長距離走はだれしもキツイ…😅しかも、炎天下のパラオで昼1時45分からの練習です。なんとか生徒達を鼓舞できないかなぁ?と考えた結果、毎回の練習の結果を職員室の外に貼り出し、「成長率NO.1」や「自己ベストタイム」がわかるようにしました。
子ども達、毎回興味津々で練習結果の掲示にかじりつく…。「今回の練習の一位は誰だったのかな?」「今回の成長率NO.1はオレだ!!」と言い合っていました。日本の学校で体育の先生が長距離走の練習期間にやっていた取り組みを真似しただけですが、万国共通で子どもが盛り上がることが判明!
そして、いよいよクロスカントリー大会第1回目当日。(ちなみに、2か月間にクロスカントリー記録会がなんと4回もあります…)クロスカントリー大会の会場がアイメリーク州内だったこともあり、保護者もたくさん応援に来てくれました。
風邪がはやるシーズンだったこともあってか、参加していたのは6~7校。ただ、大規模校も参加しているので、150人以上の男女5~8年生が一斉スタートします。
出発前はドキドキしている子どもとすっかり楽しんでいる子どもに分かれる…笑
真剣に走る子ども達。ファイトファイトー!!
全3km、しかも激しいアップダウンつき…。歩き出す選手もたくさんいます…。みんな、がんばれがんばれ!!
そして、なぜか少しだけ体育着を脱いで首元に巻きながら走る選手も多数😅
第1回のクロスカントリー大会の結果、一生懸命走った子ども達がほとんどだった半面、恐れていた事態が…。なんと、練習期間は一番足の速かった8年生のAntoninoが、レースの勢いに圧倒されたのか、走るのを途中であきらめてしまいました…。本人も悔しかっただろうけど、これには私も大ショック!!!😢
校長先生とも相談して、なんとかAntoninoをはじめ他の子ども達も自分に自信をもてるように、手作りの表彰状作成。(日本で英語の授業中に渡していた表彰状をそのまま使いまわす…笑)全校集会で表彰式を開いてもらい、練習で頑張った子ども達を精一杯称えまくりました!
「とにかく自分に自信をもて!」「Antoninoなら絶対大丈夫だ!」とほぼ毎日言い聞かせながら週3回の練習をこなし、臨んだ第2回クロスカントリー大会。
Antoninoは前日まで「オレは走らない」とへそ曲げていましたが、担任の先生の「優勝したらケンタッキーおごってあげるよ!」の一声で、無事スタートラインに立ちました。(ちなみに、パラオにケンタッキーはない。笑)
出発前の絶妙な緊張感を楽しみつつも、みんなリラックスで!頑張るぞ~~!
ドキドキしながら2km地点で待っていると…
なんとAntoninoが!!!😢トップ集団にくらいついて走っていました。このままゴールして3位入賞😢
他の子ども達も、大疾走!!!
前回Antoninoと共に手抜きをしてしまった高学年男子たちも、今回は真剣に走っています🏃
こらこら、ピースする暇があったら腕を振る!
こらこら、靴は途中で勝手に脱がない!
レース中に色々な珍事件はありましたが、皆一生懸命走り切ることができました!!男子は3位と7位に入賞、女子は2位に入賞。チーム順位としても第2位に入賞することができました。アイメリーク小のような小規模校でこんなに入賞できるのってスゴイこと。普段の練習で頑張った成果が表れて嬉しい限りです!
皆疲れているけれど、いい笑顔!やっぱり何かをやり切った時が、一番気持ちいいよね!
そして、後日学校で特別表彰式。Antonino、頑張ったね!この達成感を忘れないでね!
表彰状の他にも、写真つきの完走賞も作ってみました。皆喜んでくれて、私もうれしい!!
今回のクロスカントリー大会を通して…。「自分もできる!やればできる!」と子ども達が思う瞬間が私は大好きだなぁと改めて感じました。日本での教員時代も、部活動や学校行事や進路学習などで「やればできる!」と生徒たちが感じてくれたときが、一番嬉しかったなぁ。教師冥利に尽きるとは、まさにこのことです。これからも、子ども達に「やればできる!」を感じさせられるように自分ができることは何でもしていくぞ!と改めて決意しました✨
🍴パラオ×日本の贅沢ディナーをいただく
先日、パラオ人の旦那様・日本人の奥様という素敵なご夫婦のお家に招待していただき、パラオ×日本の贅沢ディナーをいただきました!
旦那様が前日釣ってきてくれたロブスター!!!!
おにぎり、煮物、生春巻、サーモンのお刺身、漬物…。日本料理屋さんで食べるとすごい値段になりそうな贅沢な料理たちでした😢おいしかった…。
おまけ。そのご夫婦のお家の庭に生えていた木。(名前忘れた…)パラオではそこら中にあるけれど、日本で買うと10万円以上するとか…?!
018 「算数」保護者会を開催!
🏫たのしい算数の授業目指して
3年生の算数の授業。「なかなか子どもたちが算数を好きになってくれない!」と担任の先生が嘆いていましたが、この日は一風変わった授業。なんと、床のタイルに解き方を書き込むスタイル!!「プリントで問題をやるよりも子ども達が楽しそうにやるの~」と先生もご満悦でした。なるほど、ナイスアイディア👏
さらに、ハロウィンのある日…。
床の計算問題にアメ🍬が!!!これには子ども達も大喜び!!
アメを使って、わり算の勉強です。みんなでケンカせず平等にアメを分けるためにはどうしたらいい?子ども達、いつもよりも真剣に考えているような…。
みんなでアメを分配しながら、仲良くわり算を学ぶことができました。たまにはこんな授業もいいなぁ。ナイスアイディア👏👏
🌃「算数」保護者会開催!
とある平日の夜7時。「算数」保護者会が行われました。
アイメリーク小は、教員数が足りていないこともあり、何年か前から教育省の職員が算数の教員として勤務しています。その先生の発案で、主に低学年の保護者向けで「算数」保護者会が行われました。多分パラオでも他に例を見ないような画期的でスゴイ保護者会。私も少しお手伝いをしました。
まず、保護者会のはじめに、問いかけられた問題。
「1+2+3+4+5+6+7+8+9=?」
「この計算問題、30秒で解いてください!紙はいくらでも使ってOK」
30秒間、四苦八苦する保護者たち…。30秒後に答えが言えた保護者はほとんどいませんでした。
「1+2+3+4+5+6+7+8+9=?」の答えは「45」。前から1つずつたし算をしていくと時間がかかりますが、1+9、2+8のように10を作る数字のペアを見つけると、あっという間に「45」という答えが導けます。
この問題の例を用いながら、「10のペアを作ることの大切さ」を伝えつつ、「10のペア」つまり「Make 10」を覚えるためのゲームの紹介が始まりました。
トランプやサイコロを使いながらのMake 10ゲーム。大人たちの間でも大盛り上がりでした!これを家庭でもやってくれると、学校&家で楽しく算数が学べる。理想の保護者会です🥰
こちらは、かけ算で陣取りゲーム。クリップを直線上に4つ並べることができたら勝ち。なかなか頭を使うゲームです🔥
「算数」保護者会が終わったのは、なんと夜9時15分!大盛り上がりの保護者会になりました。
翌日、授業で早速かけ算ゲームをして遊ぶ子ども達!!
サイコロを2つふって、積の数が出たマスに○をつけられる○×ゲーム。「なんでかけ算九九覚えてこなかったんだろう~~」とウンウンうなりながらゲームを楽しむ子ども達が印象的でした。
私がここ、アイメリーク小学校に派遣されているのは「体育と算数の学習の支援」のためです。普段自分にできるお手伝いをさせてもらっていますが、今回は私の方ががたくさん学ばせてもらった保護者会になりました。こんな保護者会が日本でもできたら楽しいだろうなぁ…。学校&家庭で子どもを育てることの大切さを改めて感じました。そして、アイメリーク州って素敵な地域だなと心から思いました☺
✎本気でパラオ語を学ぶ!
パラオで生活を始めて3か月。パラオでは英語とパラオ語を使って会話をします。都市コロールにいたときはあまり感じませんでしたが、地方のアイメリーク州に来て思ったのは、英語がなかなか通じないときもあるということ。パラオ語の方が英語より流暢に話せることもあり、授業や休み時間の会話も70%くらいはパラオ語です。せっかくここに住むからにはパラオ語を話せるようになりたい!と思い、最近は毎日6年生のパラオ語の授業に参加させてもらっています。
この日は、パラオ語の屋外授業!
植物の名前はパラオ語で何というのか?を学ぶ勉強です。
食べるとちょっと甘い実。
パパイヤやココナッツも…。
「この植物は薬草として使われている」「この植物は飲み物になる」「この植物は建築物の柱になる」…など。植物と一口に言っても、使用用途が盛りだくさんです。
こちらは、おいしいナッツ。子どもに大人気。
きれいなお花や、たくましい緑色の植物たち。
最後に、きれいなお花をみんなで耳につけて、ハイチーズ!この次の授業で、森を探検して何を見つけたか?植物にはどんな使用用途があるか?を発表し合いました。
パラオ語クラスメイトの6年生4人と一緒に、毎日楽しく授業を受けさせてもらっています。帰国までにパラオ語で会話を楽しめるようになるのが目標🔥
🏫アイメリーク小での楽しい日常
朝、学校に来てみると、「For Niina」と書かれたデザートの差し入れが…😢いつも入っている1・2年生の担任の先生がコッソリ置いてくれていました。休憩時間においしくいただきました。
朝食のタッパーを洗っているかと思いきや…こっそり残飯を食べる高学年たち。「残したらもったいないでしょ!」とニコニコ食べる彼ら。学校生活の中で私が好きな光景のうちの1つです。
グラウンドに突如現れた鳥。
でかい!白い!優雅に歩いていました。名前は忘れましたが、このあたりによくいる鳥です。
こちらは、放課後の集会の様子。ブルーポロシャツの制服と、ブルーTシャツの体育着、いろんな服装が混じっているのも、なんだかおもしろい。みんな元気で仲良しの子ども達です。
そして、帰り道の夕日☀一日として全く同じ夕日はない。だからこそ美しいんだろうなぁとしみじみ。
017 ホントー大探検
10月末に祝日や休日を利用して、バベルダオブ本島(パラオ語でも本島はホントー)をあちこち巡ってきました。アイメリーク以外の州もご紹介したいと思います!
🏖首都・マルキョクへ
まずは、首都マルキョク(Melekeok)へ。パラオでは、2006年に首都がコロール(Koror)からマルキョクに変わりました。人口や学校、経済活動等すべての機関がコロールに集中してしまったため、それを解消するためにマルキョクに首都が移転されたんだそう。でも、いまだに人口の半分以上がコロールに住んでおり、マルキョクは人口数百人の「世界一人口が少ない首都」と言われているんだとか…。
まずは、マルキョクにあるNgardokという湖に向かいます!看板には「ミクロネシアで一番大きい淡水湖」と書かれています。
この看板から歩くこと、約20分…
湖に到着しました!
海はよく見るけれど、湖はなかなか見ないパラオ。こんな湖があるんだな~と感動。
動物らしい動物は全然発見できませんでしたが、アヒルがいるのか…🦆ちなみに、Ngardokはクロコダイルがいることで有名です。道中、しげみから「ガサガサガサッ」という音がして思わずドッキリしましたが、クロコダイルには会わなくてすみました😅
次は、国会議事堂へ!
どこから見てもきれいな国会議事堂。2006年にできたばかりなので、ピッカピカです。この日は祝日だったため、草刈りの作業員さん以外は誰もいませんでしたが、ここで大統領(パラオ語でもダイトウリョー)が働いでいるんだなぁ…としみじみ。
こちらは裁判所です。
美しいデザインの渡り廊下。柱もきれいなエンタシスです。どうやらローマ建築をモデルにしたらしい。
壁に描かれている動物は…
パラオの国鳥「ビーブ」。そして、○に十の字が入ったマークがあちこちに刻まれていますが、これはお金💰を表しているんだとか…。
正面から見たらこんな感じ。
大きな支援をした台湾の旗が刻まれたモニュメントが立っていました。
国会議事堂の前庭には、よく見ると「Alii PALAU」の文字に刈られた草が…!!「Alii」はパラオ語で「こんにちは」という意味です。
パラオらしくて思わずクスっと笑ってしまったのは、駐車場にボートが泊まっていたところ😅よく、ボートが駐車(駐艇?)されていることがあります。
国会議事堂の近くには美しいビーチが!!!
パラオでも1,2を争うほどの美しいビーチがマルキョクにはあります。私が住んでいるアイメリークは西海岸なので、マングローブだらけで「THE・ビーチ!」という砂浜はないのですが、東海岸のマルキョクには、こんなに美しいビーチがあり感動😢
サーフィンをしている人もいました🏄
🚘ガラスマオへ
続いて、パラオ最大の滝があるガラスマオ(Ngardmau)へ。
入口で入場料を支払い、ひたすら自然路を歩いていきます。森の中を歩いているので、なんだか涼しい…。
日本統治時代に使われていたというトロッコが残されていました。
ちゃんと乗り込んで、はい、チーズ。
さらに歩くと、景色が開けた場所に来ました。左奥にうっすらと滝が見えます。なかなかの急こう配&酷暑だったので、しんどさを感じるポイント😅
いよいよ、ガラスマオの滝、到着!!!
滝の下から写真撮影!!滝の勢いがすごい~~~~!
幅:約37m、落差:約30mの滝だそう。
滝の裏側にも行って…はい、チーズ✌なかなか大迫力のガラスマオの滝でした。さすが、パラオ最大の滝!!!
🚣本島最北端・ガラロンへ
最後は、本島最北端のガラロン(Ngarchelong)です。
車で走っていたら「トーダイ(Todai)」の文字を発見。気になったので、訪問してみました。写真右の階段を上ると、灯台に到着します。
灯台手前の建物の中には、第二次世界大戦時の激戦を思わせる跡がたくさんありました。
当時、パラオには多くの日本軍が生活しており、離島のペリリュー島・アンガウル島では多くの兵士が亡くなりました。本島のバベルダオブ島には米軍の上陸はなかったものの、空襲で被害を受けたそうです。
コンクリートに空いた大きな穴。砲撃がすさまじかったことがよくわかります。
今にも崩れ落ちそうな、灯台の跡。
これは砲撃によって曲がったのか?日本軍が自ら、目立たないようにするために曲げたのか?
「昭和十一年」という文字だけ、しっかりと読めました。終戦の9年前から今もなお、ここに置かれている石碑です。
ここにも、壁にたくさんの銃の跡が。
なにかの機械か乗り物。
建物があったであろう場所。大きな木の根っこが残されているのが印象的でした。
古びた建物の跡と、それに反するかのように元気に生い茂った植物たち。
灯台から見渡す海は絶景。約90年前、ここで他国からの攻撃に備えて、見張っていた日本兵がいた。この美しい海を見ながら、何を思って任務に当たっていたのだろう…と考えさせられます。
次は、同じガルロン州にあるストーンモノリスへ。
ストーンモノリスへ続く階段。奥にはパラオ北側の海がきれいに見えます。
ストーンモノリス到着。古代からある謎の遺跡です。かなり大きな石で、パラオから遠く離れた海底に沈む巨石と成分が一緒なのだとか。大昔にどうやってこの巨石を運んだのか?誰がこの巨石をここに並べたのか?なんのために?考古学的にいまだに謎が多く残されている神秘的な場所だそう。
石の上が丸みをおびてへこんでいる…ことから、この石の上には、柱となる木や石などが積まれていたのではないか?と推測されています。
同行したガイドさんから、おもしろいパラオ神話を教えてもらいました。
約2000年前、神様が7人の妖精に、天から降りてパラオの未来について話し合うのための集会所を建設するように命じました。一晩で完成させるため7人の妖精は分担して作業を行っていましたが、1人だけ怠けて作業が進んでいませんでした。この妖精は、このままでは怠けていたことが他の妖精に知られてしまうと思い、ニワトリを“コケコッコー”と鳴かせました。ニワトリの声を聞いた他の妖精は朝が来たと勘違いし、このままでは神様に怒られると思い、作業を中断してその場から天へと急いで帰ってしまいました。妖精たちが立ち去る前に石に自分の顔を彫り、守り神として建設途中の集会所のまわりに置いていったのです。それが、ストーンモノリスの正体。ちなみに、怠け者の妖精は天に帰れず、今でもパラオのどこかにいると言われています。
そして、これが妖精たちの顔、ストーンモノリス!
並んでみるとわかりますが、かなり巨大。そして、表情も豊かで全く同じものが一つもない。さらに、このストーンモノリスは、東西南北全方角を見つめるかのように、並べられていました。
ん~~~、奥が深くて神秘的なストーンモノリス!
さて、最後は同じくガラロンで、SUP初体験です!
SUP(サップ)は、Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略。写真のように、サーフボードに乗りながら、バドルで漕いで進んでいきます。
バランスを取るのがなかなか難しい。最初はびびって座っていましたが…
よいしょ!おりゃー!なんとか立ちながら漕ぐことができました。
夕日とともに…いい感じ!
ボードに乗って海岸に近づくと、マングローブを間近で観察できました。
マングローブの赤ちゃん。かわいい🥰
ゆらゆら波に揺られながら、SUPでのんびりと夕刻を過ごします。
海の上から見る夕日もまた、きれい。大満足のガラロン観光でした!
🏠刺激たっぷり!ホームステイ生活
家に帰ると…巨大なバナナに出迎えられることもしばしば。
2階からの景色。この写真、よく見ると、高~~~い木の上になっているココナッツを採ろうと苦戦している最中。長い木の棒の先にナイフをくくりつけ、下から振ってココナッツの実を切り落としていました。たくましい!!
そして、大好きなアイメリークの夕日。退勤中に自転車を停めて丘に登り、虫の鳴き声を聞きながら夕日を見るのが最近の日課です。