Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

036 インターセッション Inter Session

文化啓発週間が終わると、3週間のインターセッション(長期休み)がありました。3週間のんび~りパラオの大自然を満喫して過ごすことができました。

 

🏫補習授業

インターセッション中といっても、1週間だけは補習授業があります。勉強が苦手な生徒を対象に、午前中だけ補習授業

 

ただ、教室で勉強していても飽きちゃうので、外に出るか!ということになり、青空教室開催✨学校の近くの港(Dock)へ散歩がてら出てきました。

 

急にカッコイイ写真撮影会が始まったり…

 

突然集合写真撮ってみたり…(ちなみに、小2と小3の少年たち)

 

ボートに手を振ってみたり…

 

昼寝してみたり…と、とても勉強どころではありませんでしたが、気分転換にはなったのでOKとしよう!

 

帰りは大きな葉っぱで日よけの傘を作って帰りました。きれいな海が身近にあるのって、やっぱりいいなぁ!

午前授業の後は、ちゃんと給食つき。

パラオ版「コロッケ」の作り方を教えてもらいました。

 

刻んだ空心菜に小麦粉やら卵やら牛乳やら塩やらをかけて混ぜ混ぜ…。

 

そして、揚げる!

 

日本でいう「かき揚げ」がパラオでは「コロッケ」と呼ばれています。空心菜は、パラオでよく採れる野菜No.3には入るほど。日本ではそんなに食べたことはありませんでしたが、パラオに来てから大好きな野菜になりました✌

 

🐚マンドゥールに挑戦

とある晴れた土曜日は、ずっと挑戦したかった「マンドゥール」(Mengduul)に連れて行っていただけることになりました。

 

出発地は、家の近くのおなじみの港(Dock)。

 

このボートに乗って、近くのマングローブ林まで出発です!!

 

ボートに乗ること、たったの5分。アイメリーク州内の小さな無人ビーチに到着。見ての通り、マングローブの芽だらけ。

 

マンドゥールに使う道具をタライに入れてぷかぷか浮かせながら、いざマングローブ林へ出発です!

 

剣山のようにとがったマングローブの赤ちゃんに気を付けながら、林の中へ進んでいきます。

 

ジャングルジムみたいに入り組んだ、マングローブの根!パラオの子ども達は、こんなところもスイスイ登っていきます。

 

私も必死に後を追う…。めちゃくちゃ滑るし、滑り落ちたらマングローブの剣山が待っているしで、なかなか緊張感が漂います…🔥

 

パラオっ子達は、もちろん裸足で!!!

 

マングローブの根の下は、こんな風に泥沼になっています。ぐちょぐちょになった泥に足元を取られながらも、必死に前進…🔥

 

ようやく、奥地へ到着!!「マンドゥール」とは、足でマングローブ貝を探して採ること。写真のように、ベテランのマダム達が、腰まで泥に浸かりながら、足をクイクイっと動かしてマングローブ貝を探すのです…。

 

そして、片手には、ビール!🍺 ちびちびとビールを飲みながら、数時間かけて泥の中で貝を探し続けるマダム達…、まさに猛者。ちなみに、マングローブ林の中はがとにかく多くて、体中を刺されまくりながらのマンドゥールです🦟

 

私も、この満面の笑み☺楽しそうにしていますが、泥に足元が取られるので、一歩歩くのに5分くらいかかります。ちなみに、2時間くらい泥に浸かっていて見つけたのはたったの4つ。これでも、「初心者にしては上出来だ!」とたくさん褒めていただきました。笑

 

お昼ごはんはビーチに戻って、きれいに体を洗ってから、キムチとスパムの缶詰。手で食べるのがワイルドなパラオ流です。マンドゥールのお手伝いに来ていた中高生の学年の少年たちと昼ごはん。

 

私は子ども達と一緒に1時間×2セットくらいのマンドゥール体験でしたが、マダム達は昼ごはんも食べずにぶっ通しで5時間くらい泥沼の中にいて、マンドゥールをしていました。そして、この戦利品たち!!!マングローブ貝は結構高く売れるのです💰

 

戦利品や各自持ち寄った食材をディナーテーブル(中央の発泡スチロール板)に乗せて、海の中へ…。海の中で夕日を見ながら最高のワイルドディナー🍴をいただきました。

 

いつものDockに戻ってきたときの美しい夕日。パラオのディープな休日にお付き合いさせていただいた一日でした 。マダム達、恐るべしでした🔥

 

 

 

🏊ピクニックへ

この日は、ピクニックへ。「ピクニック」というと、日本では丘の上でサンドイッチを食べるようなイメージですが、パラオではもちろん海沿いで魚を食べるのがピクニックです!

 

まずは、魚を現地調達。バス運転手フランシスに魚の捕り方をレクチャーしてもらいました。

 

イワシ達がたくさん網に引っ掛かりました!大漁、大漁🐡

 

イワシ達を丁寧に一匹ずつ網から取っていきます。

 

血抜きをしながら、乾杯🍺パラオでは日本のAsahiが大人気。ビールといえばAsahi!と口を揃えていう感じです。

 

持ち寄ったお肉や野菜をバーベキューしたり…。

 

月が出るまで、皆でのんびりしゃべったり食べたり飲んだり…。楽しい休日になりました✨

 

ちなみに、パラオで焚火をするときは、古いココナッツの皮をよく使います。どこにでもあるし、よく燃えるので便利🔥

 

 

 

🎣釣りへ

この日は、お隣のガッパン(Ngatpang)州のDockへ。

 

夕日を眺めながら、釣りです🎣ちなみに、釣り竿を使わずに、釣り糸だけで釣りをするのがワイルドパラオスタイル。

 

同僚の先生達と、キャッキャ言いながら釣りを楽しみました🎣ちなみに、私は0匹…。釣り糸だけのせいか?難しい!

 

Asahi夕日。(ちなみに、パラオでだけ売っているパシフィックブルーAsahiという商品もあるくらい、Asahi大人気🍺)


夕日を眺めていたら、海の奥からよく知っている人が…!なんとバス運転手フランシスがボートに乗って漁をしていました。

 

私もちゃっかり乗せてもらいました。小さなボートに、1本の竹の棒だけで操縦しています。

 

フランシス!海と夕日に映える漢!ボートの上は魚でギッシリでした🐡

 

 

 

🧹旧日本海軍墓地清掃へ

インターセッション中、子ども達と一緒にただ遊びまわっていたわけではありません。都市コロールにある旧日本海軍墓地の清掃があったので、お手伝いに行ってきました。

 

たくさんの墓碑や慰霊碑。

 

パラオと気候が似ていることもあり、戦前はたくさんの沖縄県民の方がパラオへ移住していたそうです。

 

以前、ペリリュー島を紹介する記事

027 ペリリュー島へ① - Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

でもお伝えしましたが、激戦地となったペリリュー島から復員した34名の方達に天皇陛下が残したお言葉が慰霊碑に掘られていました。

 

 

たくさんの慰霊碑。日本各地からパラオへ出征し、多くの方が亡くなったことがわかります。普段、この墓地は定期的にパラオの「日本人会」グループが清掃をしています。平和への誓いを新たにした一日になりました。

 

 

 

🍜その他もろもろ

なんと、先日、パラオに日本のラーメン屋がオープンしました!あまりラーメンに詳しくはないのですが、大阪で人気のラーメン屋だとか…?

 

同僚の先生方と一緒にラーメンを食べに行ってきました!一番ベーシックなラーメンが「GENTEN」という名前。「ジェンテン」じゃなくて「ゲンテン」って読むんだよ!原点ってオリジナルっていう意味なんだよ!と熱弁してきました🍜久々のラーメン、おいしかったです☺

 

こちらは、ホームステイ先でMomが育てているネギ。

 

ネギの花なんて、初めて見ました!かわいくって感動🥰

 

美しい海、いとをかし。

 

夕暮れ時も、またいとをかし。今日も大自然に感謝です。