Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

032 オサライに大奮闘

🥰バレンタインデー

今日も平和なパラオ、アイメリーク州より。なんと電線に見えるのは…

 

ツバメです!パラオ語でもツバメは「ツバメ」。しかも、このツバメ達は秋の頃に日本から来て、春には日本へ帰るそうです。ツバメを通して日本と繋がっているなんて…!ロマンがあります🥰

 

さて、2月14日はバレンタインデーでした。朝ごはんの給食は、今まで見たことのない手抜きメニュー?!のナゲット丼。野菜が全くないので、子どもからは大人気でした…😅


バレンタインデーにちなんで、高学年がクッキーを手作り!低学年にサプライズで渡しました。

 

大量のハートマークのクッキーと、お皿に書いたメッセージ💛

 

「ハッピー バレンタインデー」の文字と共に。

 

日本では、女子が男子にチョコをあげる日…もしくは、女子同士で友チョコを交換する日…というイメージがバレンタインデーにはありますが、パラオでは男女関わらず、日頃お世話になっている人に愛をこめて感謝をする日のようでした。

 

算数の授業では前週に引き続きお金の勉強をしていましたが…

 

担任の先生がグミを持ってきてバレンタインデーサプライズ!言われた値段ぴったりのお金を先生がいる商店に持って行ったら、グミを買うことができるという授業で盛り上がりました。


ずっと同じ値段だと勉強にならないので、だんだん消費税が上がっていくから値段も上がっていくという商店。値段の高騰にも負けずに、3回もグミを買いに行けた1~2年生たちでした☺

 

 

 

🔵オサライに大奮闘

6年生と毎日一緒に受けているパラオ語の授業。「今週はオサライを作るよ!」と突然言われました。え、オサライって何…?授業のおさらいをするということ…?と思っていたら、なんとオサライ=お手玉のことでした。どうやら、お手玉の中のひとつの技の名前が「おさらい」と言うようで、それがそのままパラオ語に残ったみたいです。

さあ、いよいよオサライ作成開始!

 

8年生(つまり中学2年生)の大きな男子たちも必死になって縫い物に取り組みます!

 

少ない本数の針を使いまわしていたので、私が持ってきていたソーイングセットを提供して一緒に使いました。この針が並んできれいに刺さるソーイングセット、子ども達から大人気!!「日本では小学生は全員持っているよ~」と言ったら、とってもうらやましがられました。笑

 

1人3つ作るのがノルマ。パラオでは家庭科の授業はないので、こうしてパラオ語の授業でパラオの伝統遊びとなっているオサライを裁縫するというのは、とっても素敵な取り組みです☺

 

お米を詰めて、オサライ完成!(ちょっとサイズでかめ。)

 

中には、こんなに「必死に閉じたぞ~~!!」というようなオサライがあったり…。

 

謎の場所で縫われているオサライもあったり…。オサライひとつひとつに個性があふれます。笑

 

5~8年生全員がオサライを授業で作りました。

 

オサライを作った後は、投げる練習!片手だけで2つのオサライを交互に上に投げ上げます。腕が筋肉痛になるまでひたすら練習!

 

「10回できたら100点をあげる」という先生からのお話で、必死になりながらオサライ投げテストを受けます!

 

 

独特の緊張感の中、みんなで10回を目指す…🔥

 

私もなんとか10回ジャストで100点をとれました!!必死になってお手玉を練習したのなんて初めての経験でした!

 

「投げテスト」の次の授業は、「作成テスト」。オサライを1人1つ45分以内に作るというテストです。

 

袋の形ができたらお米を詰めて…。

 

「どれぐらい入れればいいんだっけ~」「テストだから教えられません☝」なんてやり取りをしながら、皆で無事に作成テストも終えました。日本の文化のお手玉が外国であるパラオでこんなに残っているなんて…!なんだか感動のオサライ授業でした☺

 

 

🛍突然始まったリサイクル

パラオでは、ゴミを分別する習慣があまりありません。換金できるペットボトル・缶のみ分別していますが、「リサイクルをしよう!」というよりは、「換金できるからちゃんと分けよう!」という感じで、リサイクルの文化が根付いていないのです。そんな中、理科の先生の一声で始まったのがリサイクル運動

 

ゴミをプラスチックや紙製品、ペットボトル、びん、缶など種類別に分けてそれぞれの重さを計るという取り組みです。しばらくの期間、計測をしてからリサイクルボックスの設置をする計画のようです。

 

学校中のゴミをかき集めてひっくり返し、一から分別。暑い中、そしてアリが群がる中、必死で分けていました。

 

コラコラ、手袋で遊ばない。



リサイクル記念で、はいチーズ!パラオではリサイクルの文化はまだまだ根付いていませんが、子ども達から始まってリサイクルが当たり前にできる社会になっていってほしいなぁと感じました✨

 

 

🏝ロックアイランド清掃活動

パラオの世界遺産は、なんといってもロックアイランド。美しいブルーのサンゴ礁に点々と浮かぶ445の島の固まりがロックアイランドなのですが、今回はそのうちの1つの島での清掃活動に参加してきました。

 

上陸後に見える、美しい海とココナッツ🥥

 

芽吹いたばかりのかわいいココナッツの赤ちゃんも👶

 

砂浜をふと見ると、美しい花が!!

 

この木から落ちたようです。

 

海をふと見ると、あれ…?なんだか大きな金属片。もしかして…

 

沈没した飛行機でした。プロペラや操縦席がよく見えるほど、きれいに残っていました。美しい島のパラオでたびたび見られる光景。80年も前の戦争がいまだに身近に感じられるのが、ここパラオです。

 

清掃活動は1時間ほどで終わり、あとの時間はロックアイランドでひたすらのんびり過ごしました。せっかくの白い砂浜なので、人魚に変身。腹筋を使う体勢がキツかった…。美しい海を大満喫できました。




🏠刺激たっぷりホームステイ生活

先日、帰宅してみると、大量のココナッツが🥥🥥🥥🥥「たくさん採れたから、ココナッツ削り職人を呼んだのよ~」とMom。

 

ココナッツ削り職人が、専用の機械と共に来てくれました。普段は手作業で削っていますが、量があまりにも多いので、職人にお願いしたとのこと。

 

大きなナイフでココナッツを割ってから、専用の機械で削り続けること数時間…。

 

大量のココナッツが削れました!!そして、このココナッツを布でこすと…

 

こんなココナッツオイルができます!ココナッツオイルは、日焼け止めや虫よけとして塗ったり、保湿用に塗ったり、ヘアオイルとして使ったり、超万能。ペットボトルに入れて友達にお裾分けしたら、超喜ばれました。(スーパーで買おうとすると5ドル=約750円は超える。)パラオではココナッツが生活にとっても身近です。

 

また、とある土砂降りの日に帰宅してみると…

 

なんと、停電!(スマホのナイトモードで明るく見えますが、真っ暗🌃)パラオで停電することはたまにあるようなのですが、私が住んでいるアイメリーク州は発電所がすぐ近くにあることもあり、今まで一度も停電を体験したことはありませんでした。初停電です!⚡

 

いざという時のための懐中電灯つきモバイルバッテリーが大活躍。この日は2時間ほどで電気が復旧しました。

 

また、休日は4歳児と花札で遊んだり。

 

全部並べたぞ~~。楽しそうで何より☺

 

木の上から降りられなくなったネコ。猿も木から落ちる…でなく、ネコも木から降りれず。

 

自宅から見えた美しい虹!雨降れば地固まる!ありがたいことに、ホームステイ生活も楽しく送らせていただいています☺