Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

023 Family Day

👪Family Day満喫

Thanksgiving Dayの後は、Family Dayという祝日でした。ホストファミリー達と昼食を楽しんだ後、同僚の先生がお家でやっていたホームパーティに招待してくれました。

 

ホームパーティ」とは…😅テントにたくさんのベンチ。専用のDJも来ていました。規模のデカさにびっくりしつつも、エンジョイさせていただきます。

 

子ども達とお絵描きを楽しんだり。たくさん日本の国旗を書いてくれました。

 

私もお絵描き。パラオは漢字で「帛琉」なのに、ドヤ顔で漢字ミスしております…。

 

おいしいご馳走をいただき…。

 

Thankgiving Dayの目玉!大きなターキーもいただきました。パラオ、特にアイメリーク州では数少ない外国人の私ですが、アイメリークの皆さんにファミリーとして受け入れてもらえて本当にうれしい限りです。ターキーを食べた後は、ひたすら子ども達とバドミントンをして遊びました🏸最高の祝日。

 

別日の夜には、アイメリーク州の記念日をお祝いするキャンドルもやっていました。今年から始まった記念日らしい。アイメリークでは州の祝日や記念日がたくさんあります。

 

奥のコップには「UMETARO」梅太郎さんの名前が。前の州知事だったとか。

 

 

 

👣アイメリーク州大探検

Thanksgivingの前後は、なんと5連休。せっかくなのでアイメリーク州の中を歩き回ってみました。普段自転車で通いなれた道も、歩いているとなんだか違って見えてきます。

 

道端にボートが停めてあるのも、島国パラオならでは。

 

だだっ広い砂利道。デコボコ道なので、車も時速20kmくらいしか出せません。

 

分岐点にはちゃんと看板が。私のステイ先は発電所(POWER PLANT)の近くなので、道に迷いかけても、POWER PLANTを目指して進んでいくと、家にたどりつきます。

 

見渡す限りの。南国なので、草木が生えるのも超早い。毎日のように草刈り機の音があちこちから聞こえます。

 

歩くこと1時間…。アイメリークにある大きなバイ(集会所)に着きました。

 

その名も「Bai Rekeai」。パラオにあるバイの中でも、かなり大きいバイです。

 

三角屋根の一番上には、刺繡をした豊穣の女神が描かれています。

 

細かいところの装飾まで凝っています。

 

パラオの国鳥ビーブ○に+が描かれたお金のマーク。国会議事堂で見たものと同じです。

 

中を見るとこんな感じ。人が座るイスや小さな机のようなものも置いてあります。このバイは、昔は男性だけが入れる集会所でした。

 

逆側から見た三角屋根。デザインがちょっと違います。

 

装飾の細かさは同じ。全部手書きで1つとして同じ表情がないのも、またおもしろい。

 

高床式のバイなので、バイの下には空間が。

 

バイの周辺には、祭祀で使われたであろう巨大な石も残っていました。何度もバイの前を通ってきたものの、じっくり見たのは初めてでした。アイメリーク州のシンボルであるバイ、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

今日はたくさん歩くぞ!と気合を入れなおして、バイを通り越してさらに歩くこと30分。

 

廃棄物処分場に到着しました。パラオで唯一のゴミ埋立地だそう。

 

日本からの支援で完成したこの埋立地。2021年から使用が始まったばかりだそうです。

 

見渡す限り、たくさんのゴミが…。ちなみにパラオ語でゴミは「ゴミ」。ここも「ゴミステバ」と呼ばれています。

 

ゴミ埋立地の隣には、廃車の山…。

パラオは小国であるため、ゴミ焼却場をつくって維持することができません。そのため、ゴミはひたすら埋め立てるしかないんだそう。ここの埋立地もいつまでもつのか…。美しい島パラオが抱えるゴミ問題は、思っていた以上に深刻です。

 

そして、埋立地の横には、第二次世界大戦の遺物を表す記念碑がありました。

 

野ざらしに置かれ錆びついた兵器からは、終戦からの月日を感じさせられます。

 

REMNANT OF WWⅡ」と書かれた記念碑の横には、日本が無償資金協力をして廃棄物処分場が建てられた記念のモニュメントも。

 

第二次世界大戦中に迷惑をかけたパラオに少しでも恩返しを…との思いで廃棄物処分場がつくられたのかなぁと感じました。私も、日本人としてパラオに何が貢献できるか…考えながらしっかり動いていこうと改めて決意。

 

帰り道も、1時間半かけて歩いて帰ります。最近パラオ国内で道路がどんどん整備されてきている中で、アイメリークは未舗装の道路が残っている数少ない州のうちの1つ。

 

「心臓破りの坂」と名付けた坂。毎日通勤中に必死になりながら自転車を押しています。(押して歩くのも大変…😅)

 

デコボコ道だらけのアイメリークは、タクシー運転手から嫌われることもありますが…

 

少し高台に上ると、いつもきれいな大海が見える最高の場所。

 

「TO KOROR」(コロール方面)ではなく、反対側の「POWERPLANT」(発電所)を目指して帰ります。

 

ようやく我が家に到着。無防備なネコよ、ただいま。


そして、この日はホストキッズのSisangと散歩。マングローブの近くをずぶずぶ歩いての散歩です。

 

キノコ発見!

 

キノコ発見(その2)

 

蛇も発見🐍

 

水中にいる姿ですが、なかなかデカイ…。

ご近所さんの畑にも行ってみました。最近できたばかりの小屋。パラオはいつも暑いので、畑には日差しをよけるための小屋が必ずセットでつくられています。

 

そして、生まれたばかりの子猫!!

 

最初は警戒心を抱いていた子猫でしたが、あっという間にSisangが手なずけました。さすが。

 

いい写真✨✨✨

 

ここの畑にも、日本統治時代の名残が残っていました。

 

ご近所さんいわく、何に使われていたものかはわからないそうです。パラオを歩いていると、よく見かける「日本の名残」の光景です。

 

そして、私の家がある村(ハムレット)に1つしかないストアに到着。

 

Sisangと走って転げまわって遊んだ後は…

 

虹を見て一息。あたたかい人たち、美しい自然、おいしい食べ物に囲まれて、のんびり過ごせた素敵な連休になりました。