Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

022 Thanksgiving Day

🦃ターキー、ターキー、ターキー…

11月の第4木曜日Thanksgiving Day。日本では馴染みがありませんが、アメリカやカナダなどでは有名で、「収穫」をお祝いし感謝を捧げるための日としてThanksgiving Dayが始まったそうです。私も今までほとんど知りませんでしたが、なんとThanksgiving Dayにはターキー(七面鳥)を食べるという文化が!

そのため、Thanksgiving Dayの少し前から、学校中にターキーの装飾があふれていました。

 

こちらも、ターキー

 

そして、いよいよThanksgiving Day当日。この日は授業は全く行わず、色々なアクティビティを楽しみました。

はじめにThanksgiving Dayの歌を歌った後、幼稚園児~2年生、3・4年生、5・8年生、6・7年生のチームに分かれてターキー作りが始まりました。

 

ターキー作りのルール:ペイントとのり以外は、自然の物を必ず使うこと。

 

こちらのクラスでは、巨大な葉っぱに色塗り。

 

子ども達が葉っぱに色塗りをしている間、先生達がターキーの身体の部分を作ってくれていました。足元の竹を切って自立できるようにしたり、トサカの部分は少し透ける葉っぱを拾ってきたり、目のところは貝殻で作ったり…と、工夫が光ります。

 

自然のものだけで、こんなに立派なターキーが!!!子ども達…というよりも、先生方の作品です。笑

 

完成したターキーを食堂に持って行って、お披露目。力作たちが並びます。

基本的にボディはどのグループもココナッツ🥥を使っているようです。さすがパラオ!自然のものだけで、こんなターキーが作れるのかー!感心してしまいました。どのグループも、子どもというより先生が全力で作っていた…というのはここだけの秘密🤫後日、投票をしてNO.1ターキーを決めるんだとか。

 

 

 

🏃全校生徒で思いっきり遊ぶ!

ターキー作りが終わったら、全校生徒でグラウンドへ。皆で楽しく遊べる遊びを1時間半やってほしいと先生方に頼まれました。Thanksgiving Dayの朝、7・8年生とグラウンドの準備をしてから、本番に臨みます。

 

黄・青・赤・緑の4つのチームに分けて、チーム対抗戦で色んな遊びを楽しみました。

まずは、一列になってボール送りフラフープ送り。どのチームも最上級生がリーダーシップを張って頑張っていました。もっともっと8年生がリーダーとして頼もしくなってから卒業してもらう…というのが私の中のプチ目標。

 

そして、次はしっぽ取り。普通に走り回ってのしっぽ取りを楽しんだ後は、他の先生の提案で一列になって後ろの一人だけがしっぽを付け、それの争奪戦が始まりました。

 

なかなか白熱の勝負…。「ズルされた!」「手が離れていた!!」と主張の声が出まくるほどの大接戦でした。笑

 

しっぽ取りの後は、全員でリレー。(写真撮り忘れた)

そのリレーの整列の前に事件が…。「並んで!」「静かに!」「ルールを聞いて!」と何度声掛けをしても、子ども達がなかなか静かになりません。さらに、お昼の時間が刻々とせまっています。暑いのはわかるけれど…疲れたのもわかるけれど…。ついに、私がアイメリークに来てから初めての激怒⚡

「リレーをしたいのは私なのか?!あなた達でしょう!」「いつまでもリレーを始められないよ!」「ちゃんと聞きなさい!」

初めて怒ったので、さすがに子ども達もびっくりしてちゃんと聞いていました。しかも、見学していた先生方からはなぜか拍手喝采が👏(拍手じゃなくて、静かにさせるの手伝ってほしかったけどなぁ…😅)

アイメリーク小の子ども達は本当に素直で元気で、まわりを見れずに「集団」を大切にできないことがあります。日本では「集団」を大切にすることがマナーとして当たり前で、どちらかというと、自分の意見を持てなかったり言えなかったりする子どもの方が多い気がします。どっちの方がいいんだろう。どっちも大事だよなぁ。本当は怒りたくなんかなかったなぁ…と少し悶々とした時間を過ごしました。(子ども達はしっかり切り替えており、怒られて落ち込んでいる人なんて誰もいなかったけれど…😅)

 

まぁ、終わったことは気にしない!おいしいThanksgiving Day特製ランチをいただきます!!!

実は、来年の春頃に、アイメリーク小ではしばらく開催されていない「運動会」を開催しようと計画しています。その時までには、最上級生の8年生がリーダーとして皆を引っ張り、先生が怒らなくても済むような行事を最上級生の手で完成させる…新たな目標ができました🔥

 

 

 

🛍ゴミ拾い

お昼ごはんの後は、全員でゴミ拾いです!低学年は学校の近場で、高学年はアイメリーク州の玄関にあたる場所までバスで移動し、みんなでゴミ拾い!

 

なんと、ここから学校まで約5km、歩きながらゴミ拾いをするらしい!炎天下の中、すごい!!

 

さぁ、たくさんゴミを拾うぞ~~~!と、最初はやる気満々でしたが…

 

酒瓶を見つけたから、ちょっとふざけちゃったり。

 

あー、疲れた~~~と日陰で休みだす。

 

そして、ゴミ拾いに飽きちゃって名前を刻み始める。

 

「DEREK」に「Blake」。

 

彼はAichi。もうノリノリです。笑

 

気を取り直して、ちゃんとゴミ拾いするか~~~。

 

しかし、お昼直後の灼熱の屋外…。暑い暑い暑い。

 

結局、途中で並走していたバスに乗って、学校まで帰ることに😅一昔前までは、歩き&走りでちゃんと学校まで帰って来ていたそうです。

 

学校に戻ったら、ご褒美のアイス!!!

 

ちゃんと一列に並んで小さい子どもから順番にアイスを受け取ります。暑い中ゴミ拾い頑張ったね。

 

スクールバスが来るまでの時間は、自由時間。「見て見て~~!!!」ものすごいブランコの乗り方。さすがです👏

 

私にとって初めてのThanksgiving Day。「あなたは誰に感謝しているの?」と聞かれ、今まさにお世話になっているアイメリーク小の子ども達や先生、ホストファミリー達、JICAの仲間たち。そして、日本にいる家族や親戚、友達、今まで関わってきた学校の子ども達や先生方、色んな方達を思い返しました。すべての人たちに感謝。そして、今日も元気でパラオにいられること、この美しい夕日にも感謝だなぁと改めて思えた一日になりました。