Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

007 全国小学校ウンドーカイ!

🏃Athletics Competition

夏のパラオでは毎日雨だらけです。海洋性熱帯雨林気候なので年中雨が多い国ではありますが、特に7~8月は多いんだとか。

快晴で終わる一日はほとんどありません。降ったら、どしゃぶりのスコール…。外で遊べないのは悔しいですが、雨で汚れた手足をササッと洗うことができるので、なかなか便利です。

 

そんな8月中旬に、Athletics Competition(運動会)が計画されていました。もしかしたら雨で無くなってしまうかも…?!と少し心配しましたが、当日は文句なしの大晴天☀

皆でバスに乗ってアイメリーク州からコロールへ向かいます。運動会はパラオ語でもウンドーカイ!低学年の部は先週行われたそうで、今週は高学年(5~8年生)だけがパラオ唯一の陸上競技場へと出発です!

いつもと違って、みんな靴👟をはいている!!やる気満々です。

 

アイメリーク州にしばしの別れ…。

 

そして、陸上競技場に到着しました!

パラオ国内の小学校が集まっているので、なかなかの人数です。それぞれの学校の体育着がなかなかカラフル!

我らがアイメリーク小学校の体育着は、をモチーフにしたものです。

アイメリーク州の旗。この旗が体育着のデザインの元になっています。

 

ちなみに、パラオには16の州があり、それぞれが州旗をもっています。

 

種目は、50m走・60m走・100m走・800m走・走幅跳・リレーなどなど…。学年・男女別に分かれてレースが組まれています。

いちについて、よーい、ドン!

…あれ?さっきまではいていた靴を脱いでいる…!「はだしの方が速い!」と靴を脱いで走っている子ども達がたくさんいました。特にアイメリーク小学校はほとんど脱いでいました😅せっかく珍しく靴をはいてきたのに…。おもしろい光景です。

 

こちらは走幅跳。大学生?高校生?とみられる若者たちが計測のお手伝いをしていました。

 

観客たちも自分たちの学校を一生懸命応援します。見学に来ている保護者の方もたくさん。

 

最後はリレー。やはり、はだしで走っております🏃

 

なぜかUターンしながらバトンパスをする不思議な形のリレー。バトンパスのたびに減速しちゃうじゃん…というツッコミをついつい入れたくなってしまいますが、子どもたちはいたって真剣に走ります🏃

 

大規模校に関しては、各種目○人まで・ウンドーカイに参加できるのは○人のみ…と細かくルールが決まっているようでしたが、アイメリーク小学校は生徒数も少ないので、全員で参加することができました。普段とちがって、ちょっと緊張した面持ちの子ども達、最後まで一生懸命頑張っていました!

帰路もバスに乗って、皆で帰校。帰りのバスは子ども達爆睡。家についたのは6時頃でヘトヘトでした😅

 

 

 

💃ナイトマーケット初参戦

ウンドーカイの翌日は、土曜日。毎週土曜夜に開催されるというナイトマーケットにホストファミリーが連れて行ってくれました。

 

ナイトマーケットは、コロールとバベルダオブ島を結ぶ「日本パラオ友好の橋」のふもとで行われます。昼はこんな感じでしたが…

 

夜の橋のふもとは、なんだか雰囲気があります。

 

飲食店やお土産屋さん、野菜果物など、売店がずらり…。

 

買ったものを食べ飲みできるテーブル席も用意されています。

 

普段庭でとれるパイナップルって、こんなに高く売れるんだ…!と驚きました。

 

タピオカはパラオでも人気みたい。

 

そうこうしているうちに、ステージ上で出し物が始まりました。

パラオの伝統舞踊。南の島🏝特有のゆ~ったりとした音楽、ついついこちらもリラックスしながらリズムにのってしまう…そんなダンスでした。

 

ダンスの最後には、必ずといっていいほど「お客さん参加型ダンス」が。ダンサー達がお客さんをステージ上に連れてきて、ダンサーとお客さんが一緒になって踊ります。無茶ぶりのダンスなのですが、なんだか楽しそう。

 

そして、我が家のキッズJordanとSisangの出番です。この日はアイメリーク州の当番の週だったようで、舞台上にはアイメリーク小学校の顔見知りの子ども達がたくさん。慣れない衣装に照れながらも、一生懸命踊っていました。

そして、ステージの最後には、やはり「お客さん参加型ダンス」が…!まさかとは思いましたが、Sisangが誘いに来てくれ、私もステージ上で踊ることに…!ダンスは大の苦手分野ですが、Sisangと楽しく踊ることができました。必死すぎて写真は撮れず…。

 

ダンスタイムが終わると、次はのど自慢大会。お客さんの中から参加者を募り、誰が一番上手に歌えるか競い合います🔥この日の参加者は2人だけでしたが、突然にも関わらず、ステージでしっかり歌いきる高校生!すごかったです!2人とも優勝ということで、賞品をもらっていました。

 

ナイトマーケットに設置されていたゴミ箱を見て、「このココナッツ、うちの庭でとれるな~」とか「うちだったら、ココナッツの果汁を飲み切った後にスプーンで果実も削って食べるな~。このまま捨てちゃうのもったいないな~」なんて思ってしまいました。観光客から現地人に近づいてきているのを感じて、なんだか嬉しかった瞬間。

 

 

 

🎵あるこう、あるこう~私は元気~

ホームステイ生活では、のんびり時間ができることもあります。そんなときは、ステイキッズ達と散歩!

 

散歩その1・・・土曜日のミサの後にブラブラ

教会の近くをブラブラ歩きます。

 

巨大なカエルに遭遇。カエルによく出会う気がします。

 

…と、そんなとき。突然キッズ達が騒ぎ始めます。「私の!」「ぼくの!!」と争い始めているようです。なにかと思ったら…

ランブータン!!

え、ランブータンって何?このトゲトゲは何?と思いましたが、皮をむいて食べてみたら味はライチみたいな感じで甘くておいしい。東南アジア原産の果物だそうです。

 

パラオの子どもたちはランブータンが大好物なようで、必死に落ちているランブータンがないか探します。木になっているランブータンをゆすって落とそうと試みますが、なかなかうまくいかず…😅

 

さらに歩くと、昔の井戸を発見。日本統治時代につくられた井戸だそうです。

 

散歩その2・・・Momの旧家の近くをブラブラ

教会の近くには、Momの旧家があるとのことで、連れて行ってもらいました。なかなか雰囲気のある道です。

 

なたを持って道をかきわけていくMom…。心強いです。この日はお目当てのパイナップルがすべてネズミに食い尽くされていて、見つけられず。

 

散歩その3・・・ステイ先の近くをブラブラ

ステイ先のお家から少し歩くと、コンクリートの道に到着します。

 

急に寝ころびだすSisang(6歳)。自由です。車なんてほとんど来ません。

 

ここにはTSUNAMIの看板が…。TSUNAMIが英語であることを改めて思い知らされます。そして、パラオは小さな島国なので、波には危機感をもつ必要があると痛感。

 

さらに歩くと、小さなDock(港)に到着。

 

波音を聞きながら、一休み。島国らしいステキなひととき。

 

 

 

🏠刺激的なホームステイ生活

ホームステイの生活は毎日が刺激的。見たことのないものや、知らないことだらけです。

ココナッツの皮のむきかたを教わるJordan(10歳)。なかなか鋭い刃物を使っています…!

 

少年たちの故障車いじり。開けて中身をいじっています。いつか修理して自分の車にしたいんだそう。

 

そして、突然始まった寿司🍣パーティー。

「日本人だから寿司好きでしょ?作れるよねっ?」という無茶ぶりに「上手に握れないと思いますが~…」なんてドキドキしていたら、まさかの握り寿司ではなく、巻き寿司!!もちろん日本で作ったことなんてありませんが、なんとかそれっぽく作りました。

 

近所に住む同僚の先生もいらっしゃって、にぎやかに寿司パーティー!

 

異文化にドキドキワクワクしながらも楽しくホームステイ生活を送っていますが、困っていることが一つ。

…それは、蚊🦟

日本にいるときから、蚊によく刺されるタイプの人間でしたが、大自然に囲まれたホームステイ先に入居してからはますます悪化。しかも、こちらの蚊は刺した次の日もその次の日もかゆい。虫よけスプレーを全身に塗りたくってもかゆくて眠れないような日が続いていました。

しかし、そんな私を救ってくれたのが…

蚊帳!

蚊帳(かや、かちょう 、ぶんちょう 、蚊屋)…蚊などの害虫から人などを守るための網。 1 mm程度の網目となっており、虫は通さず風は通す。(Wikipediaより)

 

蚊帳のおかげで睡眠革命が起きました。感謝。