Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

031 日本との交流授業で不覚にも涙

🥰おもてなしが素敵なアイメリーク小

今回は、アイメリーク小学校のステキなおもてなしについてご紹介!アイメリーク州は、パラオに16あるうちの1つの州で、パラオの旧首都コロールから車で30分ほどの場所にあります。州の旗は、グレー・黒・青に☆が5つ!

 

小学校の前には壊れかけの遊具(中央)と、校庭があります。すぐ隣にある建物は、州役所。今回は、アイメリーク小にサッカーがお上手な日本人の友人をお招きしました⚽

 

学校のすぐ隣にある芝生の広場で、サッカー特別授業!サッカーが大好きな子ども達なので、大盛り上がりです!!今回は、3~5年生のクラスを見てもらいました。

 

パス練習をした後に、ミニゲーム。ところどころ盛り上がりすぎるときもありながらも、皆で楽しくできました。

 

そして…。「せっかくゲストが来てくれたんだから!」と、先生方がパラオの郷土料理をたくさん作って来てくださいました。何人か知り合いや友人をアイメリーク小に連れて来ていますが、毎回おもてなしをしてくれる…パラオの方々の温かさが胸にしみます😢ちなみに、今回の料理はタピオカ&ココナッツ、魚のフライ、バナナフライ、タロイモ、そして…近所でとれたロブスター🦞

 

さらに、スターアップル付き。味はやや酸っぱいリンゴだけれど、形がスター☆おもしろい果物です!

 

話は変わって…。この前突然5年生の少年が「Apple Watchを買ってもらったんだ!」と言ってきました。Apple Watchといえば、あの高級品。まさか5年生で買ってもらえたなんて?!と思っていたら…

これがApple Watchだよ!と。……あれ?よく見ると…

 

ただのウォッチにAppleシールが貼ってあるだけ!大笑いしてしまいました!こんな温かくて笑顔あふれる学校で毎日活動をしています。

 

 

 

🐡パラオ唯一の水族館へ

また、1月のとある日。遠足でパラオ唯一の水族館に行く機会がありました!まずは、室内で講義を受けます。

 

講義の後は外に出て、いろいろな海の生物の勉強!Kinder(幼稚園生)から8年生まで全生徒が行ったのですが、それぞれブースに分かれて移動しながら説明を聞きました。ここでは、マングローブについての説明。

 

マングローブはものすごい量の二酸化炭素を吸収し、炭素として根に蓄えることができる!だから、マングローブは気候変動対策の鍵になってるんだよ~という内容でした!私も知らなかったことだらけでびっくり😲

 

パラオ本島の約70%マングローブで囲われています!二酸化炭素を吸収するだけでなく、小さな魚が食べられるのを守ったり、海岸線が土砂崩れを起こさないようにしたりと、マングローブは万能なんです!

 

マングローブ以外にも、あちこちのブースで、海の生物の話や、魚の形、海洋ゴミが増えている話など、色々な海にまつわる話を聞けました。

 

講義とブースに分かれた勉強が終わったら、いよいよパラオ唯一の水族館へ!

 

海の中身がそのまま見える!水族館に子ども達大盛り上がり。

 

たくさんのココナッツに見守られている水族館…なんともパラオらしい。

 

海と見事に隣接しています!

 

魚がたくさんだ~~~。

 

サンゴ礁の中身がそのまま見られました!

 

有名だというエビも!!

 

室内展示を終えて、見学が終わりました。思ってたよりも小規模な水族館でしたが(笑)、とても楽しくまわれました!

 

 

 

🗾日本との交流授業

ありがたいことに、日本の学校と交流授業をもたせてもらっています。こちらは、宮城県の小学校5年生とアイメリーク小5年生の交流。

 

第二回目の交流授業なので、前回よりもさらに内容を深めることができました。前回は自己紹介と地元紹介で終わりでしたが、今回はどんな家で暮らしているか…どんなペットがいるか…どんな気候か…などなど。もりだくさんの話題で、質問時間も盛り上がりました!

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こちらは、東京のとある小学校との交流授業。実は、私の母校の小学校との交流授業でした。そして、なんと、パラオと日本だけでなく、ヨルダンで活躍されている協力隊員とも繋ぐまさかの3か国交流授業!私が普段パラオでどんなことをしているか、どんな暮らしを送っているかを話させていただき、最後にパラオの子ども達と日本の子ども達で質問をし合うこともできました☺

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続いて、6~8年生は東京都の中学校と交流授業をもたせていただけることに。数日前から必死に準備&練習開始!

 

「伝統的なものを見たい」…というリクエストを受け、子ども達と相談した結果、男性が踊る「ルク」という伝統舞踊を披露することに!ルクは、たまにパラオであるイベントで何人かの子ども達が練習して踊っています。若い男性だけが踊ることのできる、歴史ある舞踊です。もともとは戦いに挑む男性が踊るものだったとか。

 

「やるからには適当ではなくちゃんとやろうよ!パラオの代表なんだよ!」と先生たちから叱咤激励を受けながらの猛練習!!…の裏では、先生のお子さんの0歳児の子守り👶子育てをしながら先生として働いている方がアイメリークにはたくさんいらっしゃいます。

 

そして、いよいよ交流授業がスタート!

 

こちらは12名。東京の中学校は1年生約70名!大勢の参加者に緊張しながらも、まずはパラオの発表タイムからです!

 

まずは自己紹介から!「日本人にもわかってもらえるように」と、ゆっくりハッキリ英語で話す練習を何度もしました。

 

続いて、パラオについての紹介。こんなに美しい景色を見ることができるんだよ~と伝えたり…

 

たくさんの日本語がパラオ語として残ってるんだよ~と伝えたり…。特に、「いくつの日本語の言葉が聞き取れるかな?!パラオ語クイズ」コーナーでは、日本の中学生にたくさんのパラオ語を聞いてもらえるいい機会になりました!

 

次はいよいよ伝統舞踊ルクの披露!…と思いきや、突然「準備に15分ほしい」とのこと😅突然の15分の空白でしたが、日本の中学生側がソロモン諸島のダンスで盛り上げてくれ、こちらも大洋州を感じながらノリノリの15分を過ごしました。

伝統舞踊「ルク」の衣装。この赤い布を巻きます。この布を見ると、「あ、今日ルクやるんだな!」と思わされるのです。

 

衣装の準備も終わり、いよいよ本番!大きな掛け声と共に、手で持っている木を叩いて鳴らしながら、入場します。(※本当は、ココナッツの葉っぱを額・手首・足首に巻くのがオフィシャル。今回は時間短縮のため、赤い布のみになったそうです。)

 

練習のときからそうでしたが、本番はさらに真剣に!!

 

約10分の演技が終わり、退場の挨拶。「パラオは小さくて人口も少ない国だけれど、私達の伝統を伝えるんだ!」という心意気が伝わってきた素晴らしい発表でした。普段はふざけてばかりいる男の子たちの真剣な表情に、感動…😢

 

日本の子ども達にはどんな風に映ったかな?

 

そして、お次は日本からの発表タイム!全員の名前を漢字で書いてくれました!右が「ワレン」。左が「ブレイク」。(個人的に、このブレイクが一番のお気に入り当て字でした☺)

その他、クイズや空手、バドミントン、キックボクシング、ソロモンダンス等…盛りだくさんの発表をしてくれました。改めて、ありがとうございました🥰

 

 

 

🌎同期隊員もあちこちで奮闘!

青年海外協力隊は教育分野だけでなく、様々な分野で活動されている隊員が世界各地にいます。パラオにもいろいろな職種の隊員がおり、あちこちで奮闘されています!

こちらは、野球隊員が行っている放課後野球教室。あいにくの雨でしたが、体育館内での練習を少しだけお手伝いしました。

 

ゴロを捕って投げる練習!小学生ながら、上手な子たちもたくさんいました!

 

そして、最後はベースボール5というミニゲーム。勝ち負けにこだわって大盛り上がりの子ども達に、「大事なのは勝つ負けるだけじゃない!チームメイトのことをよく見るんだぞ!」と野球隊員が熱い指導をしていました🔥

 

こちらは、セーリング隊員。セーリング…つまりヨットに乗る人のことです!パラオ内でセーリングの普及をするのが、活動の1つだということで、ヨット体験をさせていただきました。まずは倉庫を開けてヨットを取り出します。

 

実際に乗る前に、陸上でヨットの仕組みの説明。エンジンがないのに動くのは、風によって生まれる揚力を使っているから…!なるほど、なかなか奥が深くて難しい!!!

 

実際に乗ってみました!波がユラユラなので、普通に座って乗ることすらむずかしい😅

 

風向きを見極めながら、ヨットを乗りこなす私!

 

と思いきや…転覆😢風を読んだり、体重移動をしたりするのは、と~~~っても難しかったですが、貴重な体験ができて楽しかったです!セーリング!楽しい!

 

 

 

🏠おまけ

今日もまったり生きてゆく~~~。(このネコ、実は最近行方不明になってしまいました。また戻ってくるといいのだけれど…😢)