Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

018 「算数」保護者会を開催!

🏫たのしい算数の授業目指して

3年生の算数の授業。「なかなか子どもたちが算数を好きになってくれない!」と担任の先生が嘆いていましたが、この日は一風変わった授業。なんと、床のタイルに解き方を書き込むスタイル!!「プリントで問題をやるよりも子ども達が楽しそうにやるの~」と先生もご満悦でした。なるほど、ナイスアイディア👏

 

さらに、ハロウィンのある日…。

 

床の計算問題にアメ🍬が!!!これには子ども達も大喜び!!

 

アメを使って、わり算の勉強です。みんなでケンカせず平等にアメを分けるためにはどうしたらいい?子ども達、いつもよりも真剣に考えているような…。

 

みんなでアメを分配しながら、仲良くわり算を学ぶことができました。たまにはこんな授業もいいなぁ。ナイスアイディア👏👏

 

 

 

🌃「算数」保護者会開催!

とある平日の夜7時「算数」保護者会が行われました。

アイメリーク小は、教員数が足りていないこともあり、何年か前から教育省の職員が算数の教員として勤務しています。その先生の発案で、主に低学年の保護者向けで「算数」保護者会が行われました。多分パラオでも他に例を見ないような画期的でスゴイ保護者会。私も少しお手伝いをしました。

 

まず、保護者会のはじめに、問いかけられた問題。

「1+2+3+4+5+6+7+8+9=?」

「この計算問題、30秒で解いてください!紙はいくらでも使ってOK」

30秒間、四苦八苦する保護者たち…。30秒後に答えが言えた保護者はほとんどいませんでした。

「1+2+3+4+5+6+7+8+9=?」の答えは「45」。前から1つずつたし算をしていくと時間がかかりますが、1+92+8のように10を作る数字のペアを見つけると、あっという間に「45」という答えが導けます。

この問題の例を用いながら、「10のペアを作ることの大切さ」を伝えつつ、「10のペア」つまり「Make 10」を覚えるためのゲームの紹介が始まりました。

トランプやサイコロを使いながらのMake 10ゲーム。大人たちの間でも大盛り上がりでした!これを家庭でもやってくれると、学校&家で楽しく算数が学べる。理想の保護者会です🥰

 

こちらは、かけ算で陣取りゲーム。クリップを直線上に4つ並べることができたら勝ち。なかなか頭を使うゲームです🔥

「算数」保護者会が終わったのは、なんと夜9時15分!大盛り上がりの保護者会になりました。

 

翌日、授業で早速かけ算ゲームをして遊ぶ子ども達!!

 

サイコロを2つふって、積の数が出たマスに○をつけられる○×ゲーム。「なんでかけ算九九覚えてこなかったんだろう~~」とウンウンうなりながらゲームを楽しむ子ども達が印象的でした。

私がここ、アイメリーク小学校に派遣されているのは「体育と算数の学習の支援」のためです。普段自分にできるお手伝いをさせてもらっていますが、今回は私の方ががたくさん学ばせてもらった保護者会になりました。こんな保護者会が日本でもできたら楽しいだろうなぁ…。学校&家庭で子どもを育てることの大切さを改めて感じました。そして、アイメリーク州って素敵な地域だなと心から思いました☺

 

 

 

✎本気でパラオ語を学ぶ!

パラオで生活を始めて3か月。パラオでは英語パラオ語を使って会話をします。都市コロールにいたときはあまり感じませんでしたが、地方のアイメリーク州に来て思ったのは、英語がなかなか通じないときもあるということ。パラオ語の方が英語より流暢に話せることもあり、授業や休み時間の会話も70%くらいはパラオ語です。せっかくここに住むからにはパラオ語を話せるようになりたい!と思い、最近は毎日6年生のパラオ語の授業に参加させてもらっています。

 

この日は、パラオ語の屋外授業!

 

植物の名前はパラオ語で何というのか?を学ぶ勉強です。

 

食べるとちょっと甘い実。

 

パパイヤやココナッツも…。

 

「この植物は薬草として使われている」「この植物は飲み物になる」「この植物は建築物の柱になる」…など。植物と一口に言っても、使用用途が盛りだくさんです。

 

こちらは、おいしいナッツ。子どもに大人気。

 

きれいなお花や、たくましい緑色の植物たち。

 

最後に、きれいなお花をみんなで耳につけて、ハイチーズ!この次の授業で、森を探検して何を見つけたか?植物にはどんな使用用途があるか?を発表し合いました。

パラオ語クラスメイトの6年生4人と一緒に、毎日楽しく授業を受けさせてもらっています。帰国までにパラオ語で会話を楽しめるようになるのが目標🔥

 

 

 

🏫アイメリーク小での楽しい日常

朝、学校に来てみると、「For Niina」と書かれたデザートの差し入れが…😢いつも入っている1・2年生の担任の先生がコッソリ置いてくれていました。休憩時間においしくいただきました。

 

朝食のタッパーを洗っているかと思いきや…こっそり残飯を食べる高学年たち。「残したらもったいないでしょ!」とニコニコ食べる彼ら。学校生活の中で私が好きな光景のうちの1つです。

 

グラウンドに突如現れた鳥。

 

でかい!白い!優雅に歩いていました。名前は忘れましたが、このあたりによくいる鳥です。

こちらは、放課後の集会の様子。ブルーポロシャツの制服と、ブルーTシャツの体育着、いろんな服装が混じっているのも、なんだかおもしろい。みんな元気で仲良しの子ども達です。

そして、帰り道の夕日☀一日として全く同じ夕日はない。だからこそ美しいんだろうなぁとしみじみ。