🥥ココナッツの葉っぱ編み体験
先日のブログでもお伝えした通り、6年生のパラオ語の授業に毎日参加させてもらっています。パラオ語の物語や文法を学んだりスピーチ発表やライティングをするのはもちろん、パラオの伝統文化についても学ぶことができる授業です。
今回は、ココナッツの葉っぱを使ったボール作りに挑戦!
まずは、前日に「家にあるココナッツの葉っぱを切って持ってくる」という宿題が出ました。どの家も庭にココナッツが植わってるからこそ出るアイメリーク州ならではの宿題…!「なるべくきれいな葉っぱを…」とステイシスターLusiangが切り取ってくれました。
スクールバスを待っている隙間時間を使って、「こんな風に作るんだよ~」と様々な技を見せてくれました。ボールに飾り。Lusiang自体も小学生のときに学校や家庭で作り方を教わったそうです。
さて、授業でいざボール作りに挑戦!なんと、私以外のクラスメイト達はみんな宿題を持ってくるのを忘れており、授業の始めに先生からと~~~っても褒められました。パラオ語はまだまだ全然できないけれど、やる気だけは十分…笑
まずは葉っぱの筋をナイフで切り落とし…
4本の葉っぱを同じ長さに揃えて結んでから編み物スタート。
左をアップ、左をダウン、右をダウン、右をアップ…頭がこんがらがりながらも、なんとか編み込んでいきます。
ボール完成!
続いて、6本の葉っぱを使って、さらにレベルアップの作品を。
アップ、ダウン、ダウン、アップ、アップ、ダウン…。6本になった途端、難易度急上昇!!失敗作のボール?もまたかわいいもんです。
そして作成を続けること約20分…!
無事にボール完成!4本使ったときよりも、頑丈なボールができました!パラオ語の授業でこんなことも教えてもらえるとは…!パラオ語の授業、毎日楽しませてもらってます。
📚おもしろすぎるパラオ語
パラオ語を6年生と一緒に真剣に学び始めてから約1か月が経ちました。テストや発表も6年生と一緒にやるので、予習・復習必須。テストの前日には夜遅くまで勉強し、学生気分を思い出します😅
そんな中、「日本語からの外来語辞典」なる辞書を発見!
「戦車」「写真」「自動車」など…。戦前を思わせる単語たちがたくさんパラオ語として使われていることがわかります。
「帯」「のり」「親子丼」「お客さん」などなど…。なるほどねぇと思って見ていたら、なんだかおもしろい単語たちが。「飲んべえ」「おでぶ」「おじさん」…こんなものもパラオ語になってるの?!
ここからはおもしろパラオ語たちをご紹介したいと思います。
「情けない」…こんな日本語までパラオ語に!
「密航」…なるほどねぇ。昔は密航が多かったのかなぁと思っていたら、なんと意味は「警官が待ち構えて違反を取り締まること」。えっ、これが密航なのか!日本語的には「ネズミ捕り」ってやつ?😅
「あばよ」…えっ?
「手放し」…「自転車を乗るときに片方の手を放すこと」 デコボコ道だらけで自転車に乗っている人なんてほとんどいないのに…!笑
「あいこでしょ」…「じゃんけん」のこと。なんとパラオでは、「じゃんけんぽん」ではなく、毎回「あいこでしょ!」からじゃんけんが始まります。
「一色回転」…「速く話すこと」 こんな四文字熟語があるんだぁと思って調べてみたら、なんと日本語には存在しない言葉。なぜこの四文字熟語がパラオで使われているんだ…七不思議。
なんだかおもしろい日本語たちがパラオ語に入っていて、笑いながら辞書を読了してしまいました。パラオ語っておもしろい!太平洋に浮かぶ小さな島国で、こんなに日本語が使われているって改めて驚きです。パラオ語をマスターするという夢がますます大きくなりました🔥
🏃大感動のクロスカントリー大会
2学期に入り、クロスカントリー大会に向けての練習が始まりました。クロスカントリーとは、アップダウンのある道を走る長距離走のこと。パラオでは、年に2回(10~12月と5月)のシーズンで、何度かクロスカントリーの記録会があります。
校長先生がやる気満々で「クロスカントリーの練習を週3やるぞ!」と意気込んでくださり、練習を始めてみたものの、長距離走はだれしもキツイ…😅しかも、炎天下のパラオで昼1時45分からの練習です。なんとか生徒達を鼓舞できないかなぁ?と考えた結果、毎回の練習の結果を職員室の外に貼り出し、「成長率NO.1」や「自己ベストタイム」がわかるようにしました。
子ども達、毎回興味津々で練習結果の掲示にかじりつく…。「今回の練習の一位は誰だったのかな?」「今回の成長率NO.1はオレだ!!」と言い合っていました。日本の学校で体育の先生が長距離走の練習期間にやっていた取り組みを真似しただけですが、万国共通で子どもが盛り上がることが判明!
そして、いよいよクロスカントリー大会第1回目当日。(ちなみに、2か月間にクロスカントリー記録会がなんと4回もあります…)クロスカントリー大会の会場がアイメリーク州内だったこともあり、保護者もたくさん応援に来てくれました。
風邪がはやるシーズンだったこともあってか、参加していたのは6~7校。ただ、大規模校も参加しているので、150人以上の男女5~8年生が一斉スタートします。
出発前はドキドキしている子どもとすっかり楽しんでいる子どもに分かれる…笑
真剣に走る子ども達。ファイトファイトー!!
全3km、しかも激しいアップダウンつき…。歩き出す選手もたくさんいます…。みんな、がんばれがんばれ!!
そして、なぜか少しだけ体育着を脱いで首元に巻きながら走る選手も多数😅
第1回のクロスカントリー大会の結果、一生懸命走った子ども達がほとんどだった半面、恐れていた事態が…。なんと、練習期間は一番足の速かった8年生のAntoninoが、レースの勢いに圧倒されたのか、走るのを途中であきらめてしまいました…。本人も悔しかっただろうけど、これには私も大ショック!!!😢
校長先生とも相談して、なんとかAntoninoをはじめ他の子ども達も自分に自信をもてるように、手作りの表彰状作成。(日本で英語の授業中に渡していた表彰状をそのまま使いまわす…笑)全校集会で表彰式を開いてもらい、練習で頑張った子ども達を精一杯称えまくりました!
「とにかく自分に自信をもて!」「Antoninoなら絶対大丈夫だ!」とほぼ毎日言い聞かせながら週3回の練習をこなし、臨んだ第2回クロスカントリー大会。
Antoninoは前日まで「オレは走らない」とへそ曲げていましたが、担任の先生の「優勝したらケンタッキーおごってあげるよ!」の一声で、無事スタートラインに立ちました。(ちなみに、パラオにケンタッキーはない。笑)
出発前の絶妙な緊張感を楽しみつつも、みんなリラックスで!頑張るぞ~~!
ドキドキしながら2km地点で待っていると…
なんとAntoninoが!!!😢トップ集団にくらいついて走っていました。このままゴールして3位入賞😢
他の子ども達も、大疾走!!!
前回Antoninoと共に手抜きをしてしまった高学年男子たちも、今回は真剣に走っています🏃
こらこら、ピースする暇があったら腕を振る!
こらこら、靴は途中で勝手に脱がない!
レース中に色々な珍事件はありましたが、皆一生懸命走り切ることができました!!男子は3位と7位に入賞、女子は2位に入賞。チーム順位としても第2位に入賞することができました。アイメリーク小のような小規模校でこんなに入賞できるのってスゴイこと。普段の練習で頑張った成果が表れて嬉しい限りです!
皆疲れているけれど、いい笑顔!やっぱり何かをやり切った時が、一番気持ちいいよね!
そして、後日学校で特別表彰式。Antonino、頑張ったね!この達成感を忘れないでね!
表彰状の他にも、写真つきの完走賞も作ってみました。皆喜んでくれて、私もうれしい!!
今回のクロスカントリー大会を通して…。「自分もできる!やればできる!」と子ども達が思う瞬間が私は大好きだなぁと改めて感じました。日本での教員時代も、部活動や学校行事や進路学習などで「やればできる!」と生徒たちが感じてくれたときが、一番嬉しかったなぁ。教師冥利に尽きるとは、まさにこのことです。これからも、子ども達に「やればできる!」を感じさせられるように自分ができることは何でもしていくぞ!と改めて決意しました✨
🍴パラオ×日本の贅沢ディナーをいただく
先日、パラオ人の旦那様・日本人の奥様という素敵なご夫婦のお家に招待していただき、パラオ×日本の贅沢ディナーをいただきました!
旦那様が前日釣ってきてくれたロブスター!!!!
おにぎり、煮物、生春巻、サーモンのお刺身、漬物…。日本料理屋さんで食べるとすごい値段になりそうな贅沢な料理たちでした😢おいしかった…。
おまけ。そのご夫婦のお家の庭に生えていた木。(名前忘れた…)パラオではそこら中にあるけれど、日本で買うと10万円以上するとか…?!