Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

003 はじめてのパラオ町歩き その2

📰地本紙に掲載されました。

パラオにある2つの新聞。

そのうちの一社に私たちの記事を掲載していただきました!

これから1年8か月、パラオの方達のために力を尽くそうと改めて決意。

 

 

 

コロールの道路はこんな感じです。

右側通行の片道1.5車線の道路。「ん?1.5車線?」と思うかもしれませんが、真ん中の車線は写真の奥に向かう車も写真の奥から手前に向かう車も使う共通の「左折用道路」です。時間帯によって優先されるべき車線が決まっているようですが、真ん中の車線の車が「とにかくアブナイ」と先輩たちから教えていただきました。要注意です。

 

ところで、コロールの道路を歩いていて驚くことがありました。日本にはあって当たり前のものが、ここにはない。町を歩いていて不思議な違和感がありましたが、ようやく答えがわかりました。

なんと…

信号がない!

ここには、信号機が1台もありません。

信号がないので渋滞が起きません。歩行者が横断するのは少し大変ではありますが、東京都内の大渋滞を思い返すと、こんな道路もアリだなぁと思いました。

 

 

 

🔭コロール島大探検<南>

コロールに滞在する10日間はパラオ語の授業や安全対策等の研修を受けますが、土日は特に講座等はありません。

そこで、同期隊員たちと一緒に土日はコロール島を歩きつくしてみました。

コロールは地図内のKororというところです。

地図だけ見ると、本島から少し離れた小島のように見えますが、2006年にマルキョク(Melekeok)に首都が代わるまでは、首都を担っていた都市です。

 

人口比を見てみると、驚くほどの一極集中。

(ちなみに私はアイメリーク州の小学校へ派遣されます。)

 

 

 

土曜日は、まずコロール内の南側を攻めてみました。

どこを歩いていても、野良犬に遭遇します。追いかけられることもしばしば。

 

 

現地の調整員さんから教えてもらった小さな山を登ってみます。

小さなヘビに遭遇したり、転んでヒザをすりむいたり…なかなかのジャングル山でした。

 

 

登山のゴールは普通は山頂ですが、この山の場合は特別。なんと、ゴールは海でした。

急に道が開けたと思ったら、美しい海が待っていました。

 

 

 

水が澄んでいて超キレイです。しばらく海を見ながらボーっとしてしまいました。

島、やっぱりいいなぁ…。

 

 

そして、帰路がよくわからず(というよりも、またあのジャングル山を登るのがいやで)、海をジャブジャブと横断して帰りました。山を越えるよりも、海を歩いて山を迂回した方がよっぽど早く到着したというオチ。

 

 

 

🔭コロール島大探検<北>

日曜日は、コロールの北側へ。

 

道中、マングローブの赤ちゃんに出会いました。なんだかカワイイ。

 

 

 

そして、ついにコロール最北端に到着。

つまりコロール島バベルダオブ島を結ぶ大きな橋です。

 

実はこの橋、日本が2002年に建設したものです。そのため、名前も「日本パラオ友好の橋」。日本から遥か遠くにある小さな島国で、日本を冠した名前の橋があるなんて驚きです。

初対面のパラオ人に日本出身だと話すと、「橋を作ってくれてありがとう」という返事をしてくれる人もいるぐらい。日本人からしたら、とても誇らしい橋。

 

 

 

橋を渡り切ったら、きれいな船乗り場と海遊びに最適の小島が浮いていました。

地元の子どもたちが、数メートル上のヘリから海に飛び込んで遊んでいました。パラオの子どもたち、たくましい…。

 

 

 

バベルダオブ島に入って少し歩いたら、アイライ州に入りました。ここまで、徒歩で約1時間超。炎天下の中だったので疲れ果てましたが、私たちを待っていたのはなんと…

 

超近代的なスーパー!!

久しぶりに見たエスカレーターに大興奮です。(パラオ内にエスカレーターってここ以外あるのかなぁ?空港にも無かった気が…。)

なんでも揃う品ぞろえに興奮しながら、片道1時間超の道をまた歩いて頑張って帰りました。

 

 

コロールを北から南まで歩きつくせて、大満足の週末になりました。

「p a l a u」

 

美しい夕日。

 

初心にかえって登ってみました。