Alii!! 南の島パラオから「こんにちは」

青年海外協力隊(2023年度1次隊)としてパラオの小学校に派遣されている中学校英語科教員が、パラオでの様子を日本の皆さんにお届けします!

005 大自然に囲まれたホームステイ生活

🐶どきどきホームステイスタート

前記事でもお伝えした通り、任期1年8か月、私はホームステイをさせていただきながら、アイメリークで生活します。

大自然に囲まれたとっても素敵なお家。

1階にホストマザーの息子家族が住んでおり、2階がホストマザー(Mom)と私の部屋です。

写真からも伝わるかと思いますが、とにかく動物・植物・動物・植物・自然・自然・自然…!!!!

まずは、ニワトリが大量にいます。朝5時くらいから、ちゃんとコケコッコーと鳴いて起こしてくれます。ニワトリって本当に朝しか鳴かないんだ…と学びました。人に攻撃するニワトリだけオリに入れられています。あれ?野生なのかな?飼っているのかな?よくわかりません。ちなみにコケコッコーは英語でcock-a-doodle-dooですね。

 

そして巨大な犬2匹。アイメリークでは、犬はほとんど繋がれていません。飼い犬も道路に出て歩いているので、飼い犬と野良犬の区別が全くつかないという…。はじめは恐かったですが、だんだん慣れてきました。知らない車や人が通るとワンワンと吠えて威嚇してくれて、ちゃんと「番犬」やってます。ちなみにワンワンはbowwow

 

そして、ネコ2匹。吠えたりしないし、写真で見るとかわいいですが、勝手に家の中に入って食べ物をあさったりもするので、なかなか強敵です。そして、このネコもどうやら野良ネコらしい。でもMomいわく、ラット(ネズミ)を退治してくれているので、エサをやっているそうです。ニャーニャーはmeow-meow

 

ネコとニワトリ、仲良くやっています。

 

そんな大自然に囲まれたお家で、ホストマザー(Mom)とホストマザーの息子家族(パパ・ママ・10歳Jordan・6歳Sisang)と暮らしています。そして、ほぼ毎日家に来ているママの弟Leblon。高校生で色々教えてくれ、頼もしいです。今日はココナッツの切り方を実演してくれました。

 

晩御飯もたまに作ってくれる心優しい高校生。そして、それを見守る犬・ネコ。「天ぷらは油がはねるから料理するときは要注意。料理している人に近づかないこと。」という日本での当たり前をくつがえしてくれた犬・ネコ達です。

 

 

家の前の庭。道路と庭の境目がほぼありません。犬と一緒に転げまわって遊ぶたくましい子どもたち!!

 

 

 

⛪土曜朝は教会へ

さて、パラオには現在約18,000人の人が住んでいますが、そのうちの約7割がキリスト教徒だそうです。その中でも約4割がカトリックで3割がプロテスタント。(Wikipediaより)ホストファミリーのお家は、敬虔なプロテスタントの信者で、毎週土曜日に開かれるミサに誘われました。「私はクリスチャンじゃないから祈れないけれど、大丈夫ですか?」と聞いたところ、「ウェルカム」の返事が。

小さな集会所を教会にして利用しているようです。

説法や聖書を読んだり、賛美歌を歌ったり…。パラオ語なので内容はほとんどわかりませんでしたが、小さな子どもたちとたまに遊んだりしながらミサの終了を待つこと約2時間。

 

ミサが終わると待っていたのは…

豪華なパラオ料理💛

時計回りに、ごはん・煮魚・そうめん・パイナップル・TAMA・タロイモ・ゆで卵です。TAMAは日本語の「玉」から来ており、サータアンダギーのような少し甘いパンです。

 

キッズ達も皆の飲み物を運ぶためにお手伝いしてくれています。

写真内の女の子や2つ上の写真のマダム達からもわかるように、教会に行くときはおめかしをしている方たちが多かったです。(私は半袖短パンの運動服で行ってしまいましたが💦)

 

食後は教会のまわりをブラブラ散歩しました。パラオに来て驚くのは、謎の車の多さ。パラオでは日本車が人気でトヨタ・マツダ・ニッサン等々、多くの日本車が走っています。そのほとんどが日本からの中古車らしいのですが、その中古車の延長戦?!なのか、道端にたくさんの故障車が…。そしてここアイメリーク州ではナンバープレートの概念もほとんどありません。左の写真はアメリカ?鷹?のナンバープレート。何を指しているのか…?!車を見ているだけでおもしろいです。

 

 

 

👨子どもたちと遊びつくした週末

ホームステイ先で迎えた初めての週末。特にやることもなく、家の近くに遊び場や観光スポットがあるわけでもないので、ひたすら子どもたちと遊びまくりました。

一緒にアニメ「ONE PIECE」鑑賞。ゲッコー・モリアのシーンでした。日本のアニメ人気はやっぱりすごい。「ONE PIECE全巻持っているよ」とプチ自慢をしたら、心底うらやましがられました。

 

お土産で持っていった折り紙も喜んでくれました。鶴以外の作り方なんてほとんど忘れてしまっていたので、折り紙の本を見ながらキッズ達と一緒に必死につくりました。

雨が止んだら外遊び。JICAからいただいた寄付のバレーボールを使ってバレーボールやキャッチボールをして遊びました。木や土にまみれて遊ぶので、あっという間にボールも汚くなりました。

 

汚れた手は、庭に置いてあるバケツで洗います。雨水を手洗い用にためているらしい。

そして、気づいたらいとこ?の3歳児も増えていました。小さなアイメリーク州では、州内の人口が300人ちょっとしかいません。「州内はほとんど親戚だらけだよ」とMomに教えてもらいました。

 

おやつ時には、海が見える丘へ。

写真からもわかるように、海の色が青、濃青、水色等々、きれいなグラデーションになっています。風が気持ちよかった…!


それにしても、小学生のスタミナはすごい!何時間遊んでいても「もっともっと」と言われます。体力自慢の私も日曜夕方にはヘトヘトに…。でも、おやつでいただいたキンキンに冷えた「ココナッツ」で生き返りました。

甘くて本当においしい!!ストローは使わず、このままゴクゴク。果汁をすべて飲み終わった後は、スプーンで果肉を削って食べます。これが、現地流の飲み方です!

 

 

キッズ達とご飯。はじめてのホームステイ先での週末もあっという間に終わってしまいました。月曜日からはいよいよ小学校に初出勤です!